STEREOによるスペースウエザー予報の精度向上
ネタ元:NASASTEREO website
原題:STEREO Panorama Previews Improved Solar Storm Tracking
出展のリリース日:2007-03-01
コロナ質量放出[CME:Coronal Mass Ejection]とは、太陽の大気から解放される大量のプラズマである。
CMEが地球近くに到達すると、人工衛星の電子制御機器に障害が生じ、船外活動する宇宙飛行士が危険にさらされる。
さらにCMEの影響で地球に磁気嵐が起こり、通信障害が発生する。
このような影響を未然に防止するためには、CMEの発生を即座にキャッチし地球への到達時刻やその規模を予報する必要がある。
これをスペースウエザー予報という。
(日本では宇宙天気情報センターが予報を発表している。)
CMEの観測・研究は続けられてきたが、依然として謎は多い。
特にCMEがどのように宇宙空間を伝わってくるのかが、完全には解明されていない。
STEREO[Solar Terrestrial Relations Observatory]とは異なる2か所(地球の前方・後方)に配置された二つの衛星を使って、太陽を立体視する観測システムである。
STEREOが投入されたことにより、太陽面で発生したCMEが地球に到達するまでのプロセスを追跡できるようになった。
このため、太陽面での爆発現象がより正確に把握され、スペースウエザーの予報の精度向上が期待される。