タイタンに液体の湖発見
ネタ元:
JPL:NASA Confirms Liquid Lake on Saturn Moon
出展のリリース日:2008-07-30
土星の衛星タイタンで、液体の湖が発見された。
地球以外の天体で液体が確認されたのは、タイタンが初めてである。
土星探査機カッシーニは、タイタンに接近するタイミングを捉えて、レーダーでタイタン表面スキャンしてきた。
その結果、タイタンの北極と南極には、平面な地形が多く点在していることが判明した。
当初から、この地形はメタンの湖ではないのかと予測されていたが、決定的な確証は得られなかった。
南極近くにある湖(と思われる地形)は、北米のオンタリオ湖に匹敵するサイズである。
オンタリオ・ローカスと命名された。
カッシーニのデータを分析したところ、オンタリオ・ローカスからアンモニア、二酸化炭素、水の氷が確認された。
オンタリオ・ローカスは、水位が変化したり、蒸発するらしい。
タイタンの大気は95%が窒素で残りの5%が炭化水素だ。
炭化水素のほとんどはメタンであるが、エタンやその他の炭化水素はメタンが太陽光による化学反応によって分解して生じたものである。
これら炭化水素は、大気中の粒子と結合して雨粒となる。
このため、タイタンにはメタンの霧雨が立ち込めているのである。
地球では水が大気中を循環するように、タイタンではメタンを大気中を循環する。
カッシーニ・ホイヘンスがタイタンに接近する以前は、タイタンにはメタンの海洋が広がっているのではないかという予想があった。
ホイヘンスによる着陸探査、カッシーニによる数十回におよぶフライバイによってメタンの海洋は否定された。
それに変って、極域に湖が多数発見されている。