ニュートリノを語る。
ニュートリノとは
中性で極めて小さい素粒子
ニュートリノは素粒子の一種で中性微子とも呼ばれる。
電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノの3種がある。
電荷はなく質量は極めて小さい。一時期、ニュートリノには質量がないとまで考えられていたこともあった。
ニュートリノどのように予言されたのか?
原子核のベータ崩壊を観測すると反応の前後でエネルギーの総量が減ったように見える。
パウリは質量が極めて小さい粒子が高速で離脱すると仮定することで、エネルギー保存の法則が成り立つと主張した。
この「質量が極めて小さい粒子」がニュートリノである。
1956年になって、米国の物理学者ライネスが原子炉で発生したニュートリノを捕捉し、ニュートリノの実在が小名されたのだ。
ニュートリノ天文学
宇宙から来るニュートリノを観測する研究分野をニュートリノ天文学という。
1987年1月、カミオカンデが超新星1987Aから来たニュートリノをキャッチした。
ここからニュートリノ天文学が始まった。
光速より速い素粒子
2011年、ニュートリノが光速より速かったという実験結果が発表された。
検証の段階で、ケーブルの接続不良や検出器の精度不足が確認され、この実験結果は撤回されている。
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参考文献・サイト
JAXA
スーパーカミオカンデ
NASA X-ray Telescopes Find Black Hole May Be a Neutrino Factory
2015/10/12