ホーキング織野の

サラリーマン、宇宙る。

天文学・地学・宇宙開発の歴史年表

紀元前

BC5世紀ごろ

メトン周期が発見された。



BC364年

中国の天文学者・甘徳(かんとく)が、木星近傍に暗い星が付属していると記録した。
この暗い星はガニメデだという指摘がある。



BC3世紀ごろ

エラトステネスが地球の大きさを測定した。

アリスタルコスが、日時計によって夏至の日を特定した。また太陽中心説を唱えた。



BC2世紀ごろ

ヒッパルコスが、春分点の移動から歳差を発見した。



BC45年

ユリウス暦制定。



15世紀以前

120年ごろ

アルマゲスト完成。



1006年

おおかみ座超新星SN 1006が出現した。



1054年

おうし座超新星SN1054が出現し、中国で記録された。



1181年

カシオペヤ座超新星SN1181が出現した。



16世紀

1572年

ティコの超新星カシオペア座に出現した。



1582年

グレゴリオ暦制定



1596年

ファブリチウスがミラの変光を発見した。



17世紀

1603年

ヨハン・バイエルがウラノメトリアを出版した。



1604年

ケプラー新星が、へびつかい座に出現した。



1609年

ケプラーが第一法則と第二法則を発表した。



1610年

ガリレオが木星4大衛星を発見した。(1月7日)



1609年

ケプラーが第三法則を発表した。



1655年

ホイヘンスが、土星の衛星タイタンを発見した。(3月25日)



1668年

ニュートンが、反射望遠鏡の1号機を完成させた。



1675年

グリニッジ天文台が創設された。

レーマーが、木星4大衛星の食を観測して、光速を求めた。



1687年

ニュートンがプリンキピアを出版した。(7月5日)





18世紀

1727年

ジェームズ・ブラッドリーが光行差を発見した。



1764年

メシエこぎつね座亜鈴状星雲M27を発見した。(7月12日)



1766年

チチウスが、チチウスボーデを法則を考案した。



1781年

ウイリアム・ハーシェルが天王星を発見した。(3月13日)



1783年

ピラトール・ド・ロジェとフランソワ・ダルランドが搭乗した熱気球が25分間で8キロメートル飛行した。(11月21日)
史上初の有人飛行となった。



1786年

メシャンがエンケ彗星を発見した。(1月17日)



1787年

ウイリアム・ハーシェルが天王星の衛星チタニアオベロンを発見した。(1月11日)



19世紀

1801年

ピアジがケレスを発見した。(1月1日)



1802年

オルバースがパラスを発見した。(3月28日)



1804年

ハーディングがジュノーを発見した。(9月1日)



1807年

オルバースがベスタを発見した。(3月29日)



1808年

スタンネルン隕石雨がチェコ(当時はオーストリア・ ハンガリー帝国)に落下した。(5月22日)



1823年

オルバースのパラドックスが提唱された。



1833年

最大で1時間あたり5万個の流星群が北アメリカで観測された。(11月13日)



1838年

ベッセルがはくちょう座61番星を観測し年周視差の検出に成功した。



1845年

5番目の小惑星アストラエアがカール・ヘンケによって発見された。(12月8日)
ベスタ以来38年ぶりの発見となった。

ビエラ彗星の分裂が確認された。(12月)



1846年

ルべリエの軌道予測に従いガレが海王星を発見した。(9月23日)

海王星の衛星トリトンがウィリアム・ラッセルによって発見された。(10月10日)



1848年

土星の衛星ハイペロンが発見された。(9月19日)



1850年

小惑星ビクトリアが発見された。(9月13日)



1851年

ウィリアム・ラッセルが天王星の衛星アリエル、ウンブリエルを発見した。(10月24日)



1859年

リチャード・キャリントンが、太陽フレアの観測に成功した。



1868年

ヘリウムが発見された。



1877年

ホールがダイモスを発見した。(8月12日)

ホールがフォボスを発見した。(8月18日)



1885年

アンドロメダ銀河M31超新星SN1885aが出現した。(8月20日)



1887年

マイケルソン・モーリーの実験によって、エーテル説が否定された。



1888年

ハーバード大学天文台の写真観測によってオリオン座の馬頭星雲が発見された。



1891年

マックス・ヴォルフによって、小惑星ブルーシアが発見された。写真による小惑星発見の第一号である。(12月22日)

1892年

木星の衛星アマルティアが発見された。(9月9日)

1894年

ローウェル天文台が創設される。



1895年

ケンタウルス座のNGC5253に超新星SN1895bが出現した。

レントゲンがX線を発見した。



1897年

JJトムソンが、電子の存在を確認した。



1897年

ラザフォードが、アルファ線、ベータ線を発見した。



1900年

ベラルドが、ガンマ線を発見した。



20世紀

1905年

アインシュタインが特殊相対性理論を完成させた



1908年

小天体が地球大気圏に突入し、ツングースカの上空で爆発した。(6月30日)
残骸の隕石は発見されなかった。



1909年

ウォルコットがバージェス頁岩を発見した。(8月31日)



1911年

アーネスト・ラザフォードが原子核を発見した。



1912年

ヴェーゲナーが大陸移動説を発表した。

ヘスが宇宙線を発見した。



1915年

アインシュタインが一般相対性理論を完成させた



1919年

国際天文学連合が設立された。



1928年

第3回国際天文学連合総会で、88星座が制定された。



1930年

トンボーが冥王星を発見した。(2月18日)

ベルナール・リヨによってコロナグラフが開発された。
これにより、日食時以外でもコロナの観測が可能になった。



1947年

小天体が地球大気圏に突入し、シホテアリニ山脈の上空で爆発した。(2月12日)
後に残骸の隕石が回収された。

ジョン・ハインドによって小惑星イリスが発見された。(8月13日)



1948年

ジェラルド・カイパーが天王星の衛星ミランダを発見した。(2月16日)

ジョージ・ガモフによって宇宙背景放射が予言された。



1949年

海王星の衛星ネレイドがジェラルド・カイパーによって発見された。(5月1日)

太陽からのエックス線が検出された。



1956年

ナイキ・ケージャンロケットの第一号が打ち上げられ、成功した。(6月20日)



1957年

世界初の人工衛星スプートニク1号がソ連によって打ち上げられ、成功した。(10月4日)

動物実験のための犬を乗せて、スプートニク2号が打ち上げられた。(11月3日)



1958年

米国初の人工衛星エクスプローラー1号が打ち上げに成功した。(1月31日)

NASAが発足した。(10月1日)

パイオニア2号が打ち上げられた。打ち上げの77秒後、第3ステージのエンジンが点火せず、失敗した。(11月8日)

ベニング・マイネスがマントル対流説を発表した。



1959年

ルナ1号が、月まで6000キロメートルに接近した。(1月4日)
ルナ1号は月を訪れた世界初の人工物になった。

タイタンロケットの初打ち上げに成功した。(2月6日)

エクスプローラー6号が打ち上げられた。宇宙から地球を撮影した最初の人工衛星となった。(8月7日)

ルナ2号が打ち上げられた。後に月面に到達した最初の探査機になる。(9月13日)



1960年

最初のSETIであるオズマ計画が実施された。



1961年

ユーリ・ガガーリンが搭乗したボストーク1号が人類初の有人宇宙飛行を成功させた。(4月12日)

米国大統領ジョン・F・ケネディが月着陸計画(後のアポロ計画)を宣言した。(5月25日)

ボストーク2号が打ち上げられた。搭乗員チトフが地球を周回した史上2番目の人物になった。(8月6日)
2009年現在、チトフは宇宙飛行の最年少記録(25歳)の保持者である。

レインジャー1号が打ち上げられた。(8月23日)

林フェイズが発表された。



1962年

マリナー1号が打ち上げ直後に事故を起こし、ミッションが失敗した。(7月22日)

ボストーク3号が打ち上げられた。(8月11日)

マリナー2号が打ち上げに成功した。(8月27日)

ソビエトの火星探査機マース1号が打ち上げられた。(11月1日)

マリナー2号が金星に最接近し、惑星のフライバイに成功した初の探査機になった。(12月14日)

さそり座X-1が発見された。



1963年

ソビエトの火星探査機マルス1号が火星に接近した。(6月19日)



1964年

スプートニク5号が打ち上げられた。搭乗していた犬二匹は生還を果たす。(8月19日)
地球軌道から生還した初の大型動物になった。

OGO-1が打ち上げられた。(9月4日)

マリナー3号が打ち上げられた。その後、障害が発生し火星への到達は断念された。(11月5日)

ロケットを使用した観測によって、はくちょう座X-1が発見された。

ベル電話研究所の職員ペンジアスとウィルソンによって宇宙マイクロ波背景放射(CMB)が発見された。

マリナー4号が打ち上げられた。(11月28日)
その後、フライバイによる火星探査を成功させている。

はくちょう座X-1が発見された。



1965年

レンジャー8号が月の接近写真に成功した。(2月20日)

ソビエトのベネラ3号が金星の地表に到達した。(3月1日)
他の惑星の地表に到達した世界初の探査機になった。

マリナー4号が火星フライバイした。(7月14日) 火星をフライバイに成功した世界初の探査機になった。



1966年

ルナ9号が月面軟着陸に成功した。(2月3日)
ルナ9号は月面に軟着陸した初の探査機となった。

ジェミニ10号が打ち上げられた。(7月18日)

ルナ・オービター1号が、を周回した米国初の探査機になった。(8月14日)

NASAの無人月探査機ルナ2号が打ち上げられた。(11月6日)

米国のジェミニ12号が打ち上げられ(11月11日)、無事に帰還した。(11月15日)



1967年

アポロ1号が地上での訓練中に火災事故を起こし、クルー3名が死亡した。(1月27日)

ルナ・オービター3号が軌道投入に成功した。(2月8日)

ソユーズ1号が帰還時に事故を起こし、クルーのウラジーミル・コマロフが死亡した。(4月23日)

ベネラ4号が打ち上げられた。(6月12日)
ベネラ4号は、金星大気中からデータを送信した最初の探査機になる。

マリナー5号が打ち上げられた。(6月14日)
その後、フライバイによる金星探査を成功させている。

サーベイヤー4号が打ち上げられた。(7月14日)

原爆探知衛星ベラ(米)の観測によって、ガンマ線バーストが発見された。(7月2日) 防衛上の理由からこの事実は1973年まで秘匿された。

サーベイヤー5号が月面に着陸し、映像を送ってきた。(9月10日)

マリナー5号がフライバイによる金星探査を成功させた。(10月19日)

ヒューイッシュとバーネルによってPSR B1919+21がパルサー第一号として発見された。



1968年

ゾンド5号が月の周回軌道に到達した。月に生物を運んだ初のケースとなった。(9月18日)

人類初の月周回を目指してアポロ8号が打ち上げられた。(12月21日)

アポロ8号が人類初の月周回に成功し、帰還した。(12月27日)

ほ座パルサー(ほ座X-1)が発見された。


1969年

アエンデ隕石がメキシコに落下した。(2月8日)
アエンデ隕石は炭素質コンドライトに分類されている。

ソビエトがN1ロケット1号機を打ち上げたがエンジンが停止し失敗した。(2月21日)

マリナー6号が打ち上げられた(2月24日)

マリナー7号が打ち上げられた(3月27日)

ルナ15号が打ち上げられた。(7月13日)

アポロ11号ルナモジュールが静かの海に着陸(7月20日)

アポロ11号ルナモジュールが月面を離れた。(7月21日)

アポロ11号が帰還した。(7月24日)

マリナー7号火星をフライバイした。(8月5日)

マーチソン隕石が落下した。(9月27日)

宇宙開発事業団が発足した。(10月1日)

アポロ12号が打ち上げられた。(11月14日)

アポロ12号が月着陸船を意図的に月面に投下し、人工的な月震を発生させた。(11月20日)





1970年

日本初の人工衛星おおすみが、打ち上げられた。(2月11日)

おおすみ(日本初の人工衛星)の通信が途絶した。(2月12日)
わずか1日間の運用であった。

アポロ13号が奇跡の生還を果たす(4月17日)

金星探査機ベネラ7号が打ち上げられた。後に他の惑星に着陸しデータを送信した初の探査機になる。(8月17日)

ルナ16号が月面で採取しサンプルが地球で回収された。無人サンプルリターンに成功した初のケースとなった。(9月24日)

ソビエトの月探査機ルナ17号が打ち上げられた。(11月10日)
ルナ17号には世界初の月面車ルノホート1号が積載されていた。

月探査機ルナ17号が月面に着陸した。(11月17日)
ルナ17号は月面車ルノホート1号を使用しての探査に成功した。

世界初のエックス線天文衛星ウフルが打ち上げられた。(12月12日)



1971年

アポロ14号が月面着陸に成功した。(2月5日)

マリナー9号が打ち上げられた。(5月30日)

ソユーズ11号が帰還時に気密漏れを起こし、クルー3名が死亡した(6月30日)

アポロ15号が打ち上げられた。(7月26日)

アポロ15号が着陸した。(7月30日)

アポロ15号によって、ジェネシス・ロック(創世記の石)が採集された。(8月1日)

ルナ18号が打ち上げられた。(9月2日)

マリナー9号の火星周回軌道投入に成功した。(11月14日)



1972年

ニクソン大統領によって、スペースシャトル計画が公表された。(1月5日)

ソビエトのルナ20号が、月の土壌サンプルを回収し月面から離脱した。(2月22日)

ルナ20号が回収した月の土壌サンプルが地球に帰還した。(2月25日)

パイオニア10号が打ち上げられた。(3月2日)

アポロ16号が月に着陸した。(4月20日)

パイオニ10号が木星フライバイに成功した。(12月4日)



1973年

マーズ5号が打ち上げられた。(7月25日)

マーズ7号が打ち上げられた。(8月9日)

原爆探知衛星ベラ(米)の観測によって、1967年7月2日にガンマ線バーストが発見されていたことが公表された。

マリナー10号が打ち上げられた。(11月3日)



1974年

マリナー10号金星スイングバイに成功した。(2月5日)
これにより、マリナー10号はスイングバイに成功した初の探査機となった。

マリナー10号水星に1回目の接近。(3月29日)

マリナー10号水星に2回目の接近。(9月21日)

ヘルクレス座M13に向けてアレシボ・メッセージが送信される。(11月16日)



1975年

マリナー10号水星に3回目の接近。(3月16日)

米ソ初の合同ミッションとしてアポロとソユーズがドッキングした。(アポロ・ソユーズ・テスト・ミッション)(7月17日)

火星探査機バイキング2号が打ち上げられた(9月9日)

褐色矮星の存在が理論的に予測された。



1976年

バイキング1号が火星のクリュセ平原に着陸した。(7月20日)

バイキング1号が、サンプルを採取した。(7月28日)

ルナ24号が打ち上げられた。(8月9日)

バイキング2号が火星のユートピア平原に着陸した。(9月3日)



1977年

日本で最初の静止衛星きく2号が打ち上げられた。(2月23日)



1978年

原子炉を装備したコスモス954号がカナダ北西部に墜落した。(1月24日)

パイオニア・ビーナス・オービターが打ち上げられた。(5月20日)

冥王星の衛星カロンが、ジェームズ・クリスティーによって発見された。(6月22日)

パイオニア・ビーナス・プローブが打ち上げられた。(8月8日)

金星探査機ベネラ11号が打ち上げられた(9月9日)

パイオニア・ビーナス・オービターが、撮影した金星の画像を送信した。(12月5日)



1979年

ボイジャー1号が木星フライバイ(3月5日)

ボイジャー2号が木星フライバイ(7月9日)

スカイラブがオーストラリア西部に落下した。(7月11日)



1980年

ボイジャー1号が土星フライバイ(11月12日)

インフレーション宇宙理論が提案された。



1981年

スペースシャトルの第一回ミッション(STS-1)で、コロンビアがケネディ宇宙センターから打ち上げられた。(4月12日)

スペースシャトルの第一回ミッション(STS-1)で、コロンビアがエドワーズ空軍基地に帰還した。(4月14日)

ボイジャー2号が土星フライバイ(8月25日)



1982年

バイキング1号着陸船との通信が途絶し、ミッションが終了した(11月13日)



1983年

X線観測衛星てんまが打ち上げられた。(2月20日)

スペースシャトル チャレンジャーが初飛行(STS-6)(10月3日)

カミオカンデ完成(7月)

パイオニア10号が海王星の軌道を通過した。(6月13日)
これにより、パイオニア10号は太陽系を離脱した最初の探査機になった。





1984年

スベトラーナ・サビツカヤが、宇宙遊泳を行った初の女性宇宙飛行士となった。(7月25日)

スペースシャトルの3号機ディスカバリーが初飛行のために打ち上げられた。(STS-41-D) (8月30日)

火星起源の隕石ALH84001が、南極大陸アラン・ヒルズで発見、回収された。(12月)



1985年

ベガ1号が、金星に最接近した。(6月11日)

ベガ2号が、金星に最接近した。(6月15日)

スペースシャトルに搭乗する日本人宇宙飛行士の第1期生として、土井隆雄氏、向井千秋氏、毛利衛氏が選出された。(8月)

ICEがジャコビニ・ジンナー彗星にフライバイした。(9月11日)

スペースシャトルの4号機アトランティスが初飛行のために打ち上げられた。(STS-51-J) (10月3日)



1986年

ボイジャー2号が天王星フライバイ(1月24日)

STS-51Lミッションのために打ち上げられたスペースシャトル チャレンジャーが爆発し、クルー7名が死亡した。(1月28日)

ベガ1号が、ハレー彗星に最接近した。(3月6日)

ベガ2号が、ハレー彗星に最接近した。(3月9日)

日本の探査機さきがけが、ハレー彗星に最接近した。(3月11日)

ESAの探査機ジオットがハレー彗星レー彗星のコマへ突入した。(3月14日)



1987年

小柴昌俊氏のカミオカンデが、超新星爆発(SN 1987A)に伴うニュートリノを世界で初めて検出した。(2月23日)



1988年

ブラン(ソ連のスペースシャトル)が、無人でバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、地球軌道を周回し帰還した。(11月15日)

褐色矮星の第一号GD 165Bが発見される。



1989年

金星探査機マゼランが、スペースシャトル・アトタンティスから放出された。(5月4日)
これは、スペースシャトルが惑星探査機を放出した初のケースとなった。

ボイジャー2号が海王星フライバイ(8月25日)

宇宙背景輻射探査衛星COBEがゴダード宇宙センターから打ち上げられた。(11月18日)

赤方偏移の観測によって、グレートウォールが発見された。



1990年

マゼランが金星の周回軌道に入った。(8月10日)

太陽探査機ユリシーズが打ち上げられた。(10月6日)



1991年

木星探査機ガリレオが小惑星ガスプラに接近した。(10月29日)
ガリレオは、小惑星に接近した世界初の探査機になった。



1992年

ユリシーズが木星スイングバイに成功した。(2月8日)


ひてんが月の周回軌道に投入された。(2月15日)

スペースシャトルの5号機エンデバーが初飛行のために打ち上げられた。(STS-49) (5月7日)

ジューイットとルーがカイパーベルト天体の第一号として1992 QB1を発見した。(8月30日)

毛利衛宇宙飛行士が日本人として初めてスペースシャトル(エンデバー)に搭乗し、第1次材料実験(ふわっと'92)を行う。(9月)



1993年

火星探査機マーズオブザーバーとの通信が途絶した。(8月21日)
このとき、火星周回軌道投入を3日後に控えていた。

木星探査機ガリレオが小惑星イダに接近した。(8月28日)



1994年

H-IIロケットの1号機が打ち上げに成功した。(2月4日) ペイロードは軌道再突入実験機りゅうせい(OREX)、性能確認用ペイロードみょうじょう(VEP)であった。

月探査機クレメンタインが、移動中に制御不能に陥った。(5月7日)
復旧しないまま、ミッションは打ち切られた。

分裂したシューメーカー・レヴィ第9彗星が、6日間かけて木星に衝突した。(7月16日〜7月22日)

向井千秋宇宙飛行士がスペースシャトル(コロンビア)にペイロードスペシャリストとして搭乗し、第2次国際微小重力実験 (IML-2)を行った。(7月)



1995年

ヘール・ボップ彗星が発見された。ヘール・ボップ彗星は後に20世紀最大の彗星と言われるようになった。(7月23日)

ペガスス座51番星を公転するホットジュピターが発見された。(10月6日)

太陽・太陽圏観測衛星SOHOが打ち上げられた。(12月2日)




1996年

若田光一宇宙飛行士が日本人初のミッションスペシャリストとしてスペースシャトル(エンデバー)に搭乗し、SFUを回収する。(1月)

(433)エロスへ向かう小惑星探査機ニアが打ち上げられた。(2月17日)

スーパーカミオカンデ完成。(4月)

NASAの無人火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーが打ち上げられた。(11月7日)

マーズ・パスファインダーが打ち上げられた。(12月4日)



1997年

M-Vロケットの第一号が打ち上げられ、はるかの軌道投入に成功した。(2月12日)

火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーが火星周回軌道に投入された(9月12日)

土井隆雄宇宙飛行士がスペースシャトル(コロンビア)に搭乗し、日本人初の船外活動を2回実施。(11月)



1998年

日本初の火星探査機のぞみの打ち上げに成功した。(7月4日)

バーナード星で巨大なフレアが発生した。(7月17日)

ザーリャFGBが打ち上げられ、国際宇宙ステーションの軌道上での建設が始まった。(10月20日)

向井千秋宇宙飛行士がスペースシャトル(ディスカバリー)に搭乗し、ライフサイエンス実験を行う。日本人初の2度目の搭乗になった。(10月)



1999年

マーズ・ポーラー・ランダーとディープスペース2が打ち上げられた。(1月3日)

すばる望遠鏡、ファーストライト。(1月)

ヴィルド2彗星からのサンプルリターンを目指してスターダストが打ち上げられた。(2月7日)

ディープスペース1が小惑星ブライユに接近した。(7月29日)

南極のクレーターへ意図的に衝突させ、ルナ・プロスペクターのミッションが完了した。(7月31日)

火星探査機マーズ・クライメイト・オービターが、事故により火星面に落下した。(9月23日)

中国の人工衛星 神舟1号が酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。(11月20日)

火星探査機マーズ・ポーラー・ランダーが、大気圏突入直前に消息を絶つ。(12月3日)



2000年

小惑星探査機ニアがエロスの周回軌道投入に成功した。(2月14日)

スペースシャトル(エンデバー)に毛利衛宇宙飛行士が搭乗し、地球観測ミッションSRTMを行う。

土星探査機カッシーニが木星フライバイに成功した。(12月30日)



21世紀

2001年

中国の無人人工衛星 神舟2号が酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、生命維持装置の実験を行った。(1月9日)

宇宙ステーションミールが大気圏に突入し廃棄された。(3月23日)

NASAのマイクロ波観測衛星WMAPが打ち上げられた。(6月30日)

H-IIAロケット1号機の打ち上げに成功した。(8月29日)
ペイロードはレーザ測距装置LRE、性能確認用ペイロード2型VEP-2であった。

NASAの探査機ディープ・スペース1が、ボレリー彗星に最接近した。(9月22日)
ハレー彗星を探査したジオットに続き、彗星核の撮影に成功した2番目の探査機である。



2002年

中国の無人人工衛星 神舟3号が酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、生命維持装置の実験を行った。(3月25日)

彗星探査機コントアーが打ち上げられた。(7月3日)

彗星探査機コントアーが通信途絶しミッションが失敗した。(8月15日)

中国の無人人工衛星 神舟4号が酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、有人宇宙飛行へ向けての実験を行った。(12月29日)



2003年

帰還飛行中のスペースシャトル コロンビアが空中分解し、クルー7名が死亡した。(2月1日)

火星探査機オポチュニティが打ち上げられた。(7月6日)

ブラジル宇宙機関のロケットが打ち上げ基地で爆発した。(8月22日)

スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡が打ち上げられた。(8月25日)

木星探査機ガリレオのミッションが終了した。(9月21日)

ESAのスマート1[SMART1]が打ち上げられた。(9月27日)

宇宙開発事業団、宇宙科学研究所、航空宇宙技術研究所が統合し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発足した。(10月1日)

中国の人工衛星 神舟5号が酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、中国初の有人宇宙飛行に成功した。(10月15日)

観測史上最大の太陽フレア(X28)が出現した。(11月4日)

ESAのマーズ・エクスプレスが火星軌道投入に成功した。(12月26日)



2004年

スターダストが、ワイルド第二彗星に接近した。(1月2日)

スピリットが火星着陸に成功した。(1月4日)

ブッシュ大統領(米)が新宇宙政策を発表した。(1月14日)

オポチュニティが火星着陸に成功した。(1月25日)

カッシーニ探査機が土星軌道投入に成功した。(6月30日)

探査機カッシーニが土星に到達した。(7月1日)

水星探査機メッセンジャーが打ち上げられた。(8月3日)

ジェネシスが回収したサンプルを格納したカプセルが地球に帰還した。(9月8日)
パラシュートが開かず、カプセルは損壊した。

ESAのスマート1が月軌道投入に成功した。(11月13日)



2005年

準惑星エリスが発見された。(1月8日)
発見時は10番惑星の噂もあったが、散乱円盤天体に分類されている。

カッシーニ探査機が分離したホイヘンスが、タイタン着陸に成功した。(1月14日)

NASAの探査機ディープ・インパクトが、テンペル第一彗星に接近し、インパクターを命中させた。(7月4日)

日本のX線天文衛星すざくが打ち上げられた。(7月10日)

水星探査機メッセンジャーが地球にスイングバイした。(8月2日)

日本の小惑星探査機はやぶさが、小惑星イトカワに接触した。(11月19日)



2006年

NASAがCOTSの導入を公告した。(1月18日)

冥王星探査機ニュー・ホライズンズが、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。(1月19日)

NASAのマーズ・リコナイサンス・オービタが火星軌道投入に成功した。(3月10日)

NASAがCOTSの契約先としてスペースX社ロケットプレーン・キスラー社を選定した。(8月16日)

第26回国際天文学連合総会で惑星の定義が採択された。(8月24日)

ESAのスマート1[SMART1]のミッションが終了した。(9月3日)

太陽観測衛星ひのでが打ち上げられた。これを最後にM-Vロケットが運用が終了した(9月23日)

マーズ・グローバル・サーベイヤーとの通信が途絶した。(11月2日)
復旧しないまま翌年1月にミッションが終了した。

水星の太陽面通過が早朝に観測された。(11月9日)



2007年

冥王星探査機ニュー・ホライズンズ木星フライバイに成功した。(2月28日)

水星探査機メッセンジャーが2回目の金星フライバイに成功した。(6月5日)

火星探査機フェニックスが打ち上げられた。(8月4日)

ボイジャー2号が末端衝撃波面に到達した。(8月30日)

月探査機かぐやが打ち上げられた。(9月14日)

メインベルト探査機ドーンが打ち上げられた。(9月27日)

中国初の月探査機チャンア1号が打ち上げられた。(10月24日)

チャンア1号が月周回軌道投入に成功した。(11月5日)



2008年

メッセンジャー水星に一回目のスイングバイを行った。(1月14日)

オービタル・サイエンシズ社がCOTSに採用された。(2月19日)

ATVの1号機「ジュール・ヴェルヌ」が、ギアナ宇宙センターから打ち上げられた。(3月9日)

ATVの1号機「ジュール・ヴェルヌ」が、国際宇宙ステーションとのドッキングに成功した。(4月3日)

フェニックス火星の極域に着陸した。(5月25日)

ロゼッタ小惑星シュテインスに接近した。(9月5日)

小惑星2008TC3が地球大気圏に突入し消滅した。(10月7日)
天体が地球へ衝突することが事前に補足された初のケースとなった。

インドの月探査機チャンドラヤーン1号から分離されたMIPが、月面への着地に成功した。(11月14日)
この結果、インドはロシア、米国、日本に続いて、月面に人工物をもたらした4番目の国になった。



2009年

イランがサフィール2号機で同国初の国産人工衛星オミドの打ち上げに成功した。(2月2日)

二酸化炭素調査衛星OCOの軌道投入に失敗した。(2月24日)

アポロ型特異小惑星2009 DD45が、地表面から7万1400キロメートルまで接近した。(3月2日)

太陽系外惑星探査機ケプラーが打ち上げられた。(3月6日)

日本の月探査機かぐやのミッションが完了し、に落下した。(6月11日)

日本の実験棟きぼう完成。(7月19日)

HTV(こうのとり)の一号機がH-IIBの一号機によって打ち上げられた。(9月11日)

HTV(こうのとり)の一号機がISSとのドッキングに成功した。(9月18日)



2010年

韓国初の静止衛星COMS-1(千里眼)が打ち上げられた。(6月26日)

スペースX社ドラゴンがテスト飛行に成功した。(12月8日)



2011年

HTV(こうのとり)2号機がISSとドッキングした。(1月27日)

ISSへの補給ミッションとして、ディスカバリーが打ち上げられた。これはディスカバリーによる最後のミッション(STS-133)である。(2月24日)

ニュー・ホライズンズ天王星軌道を通過した。(3月18日)

ISSへの補給ミッションとして、エンデバーが打ち上げられた。これはエンデバーによる最後のミッション(STS-134)である。(5月16日)

コンステレーション計画で開発されてきたオリオン宇宙船が、多目的有人宇宙船として継続して開発されると公表した(5月24日)

スペースシャトルの最後のミッション(STS-135)として、アトランティスが打ち上げられた。(7月8日)

木星探査機ジュノーが打ち上げられた。(8月5日)

SLSの基本コンセプトが発表された。(9月14日)

火星探査機キュリオシティがケープカナベラル空軍基地からアトラスV 541型で打ち上げられた。(11月26日)



2012年

スペースX社ドラゴンが、民間が開発した宇宙船として初めてISSとのドッキングに成功した。(5月25日)

HTV(こうのとり)3号機がISSとドッキングした。(7月28日)

火星探査機キュリオシティがゲールクレーター内部に着陸した。(8月6日)

スペースX社ドラゴンが、民間が開発した宇宙船として初めてISSへの輸送物資を行った。(10月10日)



2013年

HTV(こうのとり)り4号機がISSとドッキングした。(8月10日)

火星探査機MAVENが打ち上げられた。(11月18日)



2014年

ロゼッタが冬眠モードから復帰した。(1月20日)

ロゼッタチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星へ到達した。(8月6日)

ニュー・ホライズンズ海王星軌道を通過した。(8月25日)

火星探査機MAVENが火星の周回軌道投入に成功した。(9月21日)

インド宇宙研究機関(ISRO)の火星探査機マーズ・オービター「マンガルヤーン」が火星周回軌道へ入った。(9月24日)
この成功により、インドは探査機の火星到達に成功させたアジア初の国となった。




TMTの竣工式がハワイ島マウナケア山で執り行われた(10月7日)

サイディング・スプリング彗星が火星に最接近した。(10月19日)

オービタルサイエンシズ社のアンタレスが打ち上げ直後に爆発した(10月28日)

ヴァージン・ギャラクティックの宇宙船スペースシップ2が、試験飛行中に墜落した。(10月31日)

彗星探査機ロゼッタの子機フィラエががチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星へ着陸した。(11月12日)
最初の接触時の衝撃でバウンドしたため、予定地点から1キロメートル離れた場所への着陸になった。

はやぶさ2が打ち上げられた。(12月3日)

オリオン宇宙船最初の無人飛行テストが実施され、4時間半後に太平洋に着水した(12月5日)

ニュー・ホライズンズが冬眠モードから復帰した。(12月6日)

燃料切れに伴いヴィーナス・エクスプレスのミッション終了が終了した。(12月16日)

ISRO(インド宇宙研究機関)が、新型ロケットGSLV Mk-IIIの試験打ち上げに成功した。(12月18日)

ロシアが、アンガラA5ロケットの1号機の打ち上げに成功した。(12月23日)




2015年

ヴィーナス・エクスプレスの最後の信号が受信された。(1月18日)

ドーンケレスの周回軌道に入った。異なる天体を周回した初の探査機になった。(3月6日)

メッセンジャーがミッションを終え、水星表面に衝突した。(4月30日)

ニューホライゾンズ冥王星に最接近した。(7月14日)

インド初の宇宙観測衛星「アストロサット」が打ち上げられ、地球周回軌道への投入に成功した。 (9月28日)

このページのTOPへ




スポンサーリンク

参考文献・サイト

武部俊一「宇宙開発の50年」朝日新聞社,2007年
SEDS:THE MESSIER CATALOG
NSSDC
Lunar/Planetary Events



スポンサーリンク

Amazon.co.jpアソシエイト



スポンサーリンク

Amazon.co.jpアソシエイト