トリトンを語る。
海王星系で最大の衛星がトリトン[Triton]だ。
トリトンは海王星発見のほぼ1か月後に、ウイリアム.ラッセル[William Lassell]によって発見された。
トリトンは極めて薄い大気を持つ。
その気圧は地球大気の7万分の1しかない。
大気中には窒素の氷粒からなる雲が浮かぶ。
トリトンの地表の温度は極めて低く-235℃しかない。
現在までに測定されたどの天体よりも低いのだ。
一般に衛星は、惑星の自転と同方向に公転する。
ところが、例外的に惑星の自転と逆方向に公転する衛星がある。
このような衛星を逆行衛星という。
トリトンは逆行衛星だ。
逆行衛星は小型な衛星が多い。
トリトンは逆行衛星の中でも例外的に巨大なのだ。
トリトンの異質さはまだある。
トリトンは海王星の他の衛星に比べて密度が高い。
他の衛星と同時に誕生したとは考えにくい。
このことから、トリトンは海王星の引力に補足されたケンタウルス族ではないかと考えられている。



