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天文年鑑2014年版
天文年鑑編集委員会
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アンドロメダ大星雲/M31を語る。

トップページ星雲と星団の目次メシエ天体メシエ天体のリストアンドロメダ大星雲/M31

アンドロメダ座大星雲とは

アンドロメダ座β星からμ星を結ぶ線の延長上に、ボヤっとした雲のような天体が見える。
これがアンドロメダ座大星雲である。



太陽は宇宙に単独に存在しているのではない。
約2000億個の恒星と共に、星と星間物質の大集団を作っている。
これが銀河系だ。
太陽銀河系のメンバーなのだ。



銀河系以外にも、似たような星と星間物質の大集団が、宇宙には無数に存在する。
このような大集団を銀河という。
銀河系は、銀河の一種なのである。

銀河星と星間物質の大集団。銀河は宇宙に無数にある。
銀河系太陽が所属する銀河。
銀河系外星雲銀河系以外の銀河



銀河系以外の銀河が銀河系外星雲だ。
アンドロメダ座大星雲は、銀河系に最も近い銀河系外星雲なのである。


アンドロメダ座銀河
M31/アンドロメダ座銀河
出展:ESA HUBBLE

アンドロメダ座大星雲はアンドロメダ座銀河、またはM31と呼ばれることもある。

M31とは、メシエが作成した星雲星団のカタログの31番目の記載されていることを指名している。

この番号がメシエ番号だ。



アンドロメダ座大星雲は230万光年の距離にある。
230万光年とは、光の速さで移動しても230万年かかることを意味している。




今見えているアンドロメダ座大星雲の姿は、230万年前にアンドロメダ座大星雲を出発した光なのだ。



230万光年も離れていながら、アンドロメダ座大星雲は肉眼で見ることができる。
このことから、アンドロメダ座大星雲がいかに大きいスケールなのかイメージすることができる。



銀河系の周囲には、M31以外にもいくつかの銀河がある。
M31は、M33銀河系(天の川銀河)およびその他の銀河とともに局部銀河群を形成しているのだ。
局部銀河群の中で、M31が最大サイズの銀河である。



銀河系の直径が10万光年であるのに対し、アンドロメダ座銀河の直径は26万光年もある。
ただし、最大なのはサイズであって、質量は銀河系の方が上である。




伴銀河

地球の周囲にがあるように、大きめの銀河の周囲に小型の銀河が付随している場合がある。
このような銀河を伴銀河という。
付随する恒星が伴星なら、付随する銀河が伴銀河なのである。


アンドロメダ座銀河も10個以上の伴銀河を持つ。




M32

M32は楕円銀河である。
M32は元々大きな銀河であったが、周囲の恒星やガスがアンドロメダ座銀河に吸い寄せられてしまい中央部だけが残ったようだ。

このため球状星団はなく、星の生成も行われていない。
[..さらに詳しく見る..]




M110

M110は楕円銀河である。
アンドロメダ座銀河の伴銀河の中では、M32に次いで明るい。

元々メシエカタログはM109で終わっており、M110という番号は存在しなかった。

メシエの残したスケッチにこの銀河が描かれていることから、M110と呼ばれるようになった。
[..さらに詳しく見る..]




NGC185

M110は小型の楕円銀河である。

楕円銀河は地味なイメージがあるが、NGC185はII型のセイファート銀河である。




NGC147

アンドロメダ座銀河の伴銀河であるが、カシオペヤ座にある。




M33

M33さんかく座にある大型の渦巻き銀河である。

M33は銀河がM31の伴銀河だという説がある。
[..さらに詳しく見る..]




球状星団

球状星団は銀河を取り巻いている。
これは我々の銀河系に限ったことではない。
他の銀河の周囲にも球状星団が球状に取り囲んでいる。


G1

G1は、アンドロメダ大星雲に所属する大型の球状星団である。
局部銀河群内の球状星団としては、最大と考えられている。
G1の中心には、ブラックホールが存在するらしい。

G1は、アンドロメダ銀河によって、周囲の恒星やガスを剥ぎ取られた矮小銀河の成れの果てとの見方もある。




アンドロメダ座銀河の運命

銀河系とアンドロメダ銀河は、相互に引力で引き合っている。
このためアンドロメダ座銀河と銀河系は、50億年後に衝突すると予測されている。



これは、個々の恒星が互いに衝突することを意味していない。
銀河系とアンドロメダ銀河の衝突によって、双方に属する恒星が入り乱れ、やがて、一つの楕円銀河にまとまると考えられている。




アンドロメダ座銀河の観測・研究史

1612年

シモン・マリウスが望遠鏡でアンドロメダ座銀河を観測した。



1764年8月3日

メシエがカタログに収録した。



1785年

ウイリアム・ハーシェルがアンドロメダ座銀河の中心核がやや赤いと記録した。
色や光度から、M31までの距離をシリウスの2000倍と見積もった。



1864年

ウイリアム・ハギンスがスペクトル観測を行った。
この結果、アンドロメダ座銀河は、ガス星雲と異なることが判明した。



1885年

アンドロメダ座銀河に超新星が出現した。
当時、M31は遠方にあることは分かっていなかったので、単なる新星(アンドロメダ座S)と認識された。



1887年

アンドロメダ座銀河が初めて写真撮影された。
これにより渦巻き構造が明らかになったが、生成途中の惑星系と認識された。



1912年

分光観測によって、アンドロメダ座銀河の視線速度が測定された。



1917年

アンドロメダ座銀河に出現した10個以上の新星の観測から、M31までの距離が50万光年と見積もられた。




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