超新星を語る。
新星の大規模なものが超新星であると認識している人が時々いる。
この認識は誤りだ。
新星と超新星では、発生のメカニズムがまるで違う。
新星は赤色巨星と白色矮星の近接連星で発生する発光現象だ。
同時に新星は変光星の一種でもある。
一方で超新星は、恒星の最期に重力崩壊を起こすことにより発生する。
恒星の末路は質量によって異なる。
| 質量 | 末路 |
| 太陽の約8倍以下 | 外層のガスを逸散し白色矮星になる |
| 太陽の8〜10倍 | 超新星爆発を起し中性子星になる |
| 太陽の10倍以上 | 超新星爆発を起しブラックホールになる |
太陽の8倍以上の質量を持つ恒星は、最後に超新星爆発を起こすのだ。
超新星爆発に芯として残るのが、中性子星、あるいはブラックホールだ。
超新星には種類があり、水素の吸収線の有無によってI型とII型に分類される。
I型はさらに、ヘリウムやケイ素の吸収線の有無によりIa型、Ib型、Ic型に再分類される。
| 型 | 水素の吸収線 | ヘリウムの吸収線 | ケイ素の吸収線 | |
| I型 | Ia型 | なし | なし | あり |
| Ib型 | あり | なし | ||
| Ic型 | なし | なし | ||
| II型 | あり | - | - | |
超新星は非常に明るく、絶対等級は-13〜-19等に達する。
このため、他の銀河で発生した超新星も観測器材があれば確認することができる。
他の銀河に超新星が出現する頻度から考えて、一つの銀河では約100年に1度超新星が発生すると見積もられている。
銀河系で確認された超新星は、1604年に出現したケプラーの超新星(SN 1604)が最後である。
ということは、400年以上、超新星が出現していないことになる。
地球から観測できないだけで、暗黒星雲の裏側や銀河中心の反対側で出現している可能性もある。
参考文献・サイト
Wikipedia:Supernova
Wikipedia:超新星
2007/05/19