ロゴ

 HOME |  ニュース解説 |  さくいん |  このサイトについて |  日本の月探査機かぐや |  火星探査機フェニックス |  水星探査機メッセンジャー |  


主系列星を語る。

主系列星とは

人間の一生に幼児期、少年期・少女期、青年期、中年期、老年期があるように、恒星の一生もいくつかの期に分かれている。

太陽クラスの恒星の場合、
原始星→主系列星→赤色巨星白色矮星黒色矮星
と変化していく。

人間の青年期から中年期に相当する時期が、恒星にとっての主系列星である。



恒星が主系列星である期間は非常に長い。




主系列星のしくみ

原始星が収縮するにつれ、ポテンシャルエネルギーが熱エネルギーに変換されるので、中心部の温度が上昇していく。
中心部の温度が1000万K以上になると、いよいよ核融合反応が開始する。



高温高圧の環境で、4つの水素原子核が1つのヘリウム原子核に変換するプロセスが核融合反応だ。
このときに解放されるエネルギーが、恒星の熱となり光となる。



核融合反応が開始した時点から恒星は、原始星から主系列星へと移行する。



核融合反応によって外に広がろうとする勢いと、自重によって収縮しようとする勢いがバランスする。
このため、主系列星は非常に安定している。



恒星は生涯の大部分を主系列星としてすごす。
夜空で輝くほとんどの恒星は、主系列星なのだ。
太陽も主系列星である。



太陽クラスの質量の場合、およそ100億年程度の間、主系列星で過す。
この時間の長さからも、いかに主系列星が安定しているかが分かる。





主系列とは何か?

スペクトル型絶対等級との関連を図示したチャートをHR図という。



HR図を見ると、大多数の星は、左上から右下へ向かう斜めの線上(@の部分)に集中する。
ここにプロットされる星が主系列星である。
このプロットから、主系列星は「明るいほど、より熱い」という関係が読み取れる。



HR図から、大多数の恒星が主系列星であることが確認できる。
この星が集中する線状のエリア(@の部分)は、「主となる連なり」という意味で主系列という。



主系列星の間、核融合反応によって、水素原子核が消費され、変ってヘリウム原子核が生成される。
ヘリウム原子核は恒星の中心部にだんだんと溜まっていく。




主系列星の末期

主系列星の時代の末期になると、中心部はヘリウム原子核のコアができるため、核融合反応はそのコアの周りで発生する。
つまり、核融合反応の起こる場所が恒星の中心から外側へ向かって移動するのだ。



その結果、自重で収縮する力よりも、核融合反応で膨張しようとする勢いが増すので、恒星が膨らみ始める。
こうして、主系列星は赤色巨星へと移行する。





TOP
HOME


プライバシーポリシー



参考文献・サイト

Wikipedia:Main sequence
Wikipedia:主系列星

2007/05/09
2008/01/27

太陽系のウンチク
銀河系と恒星のウンチク
星雲と星団のウンチク
宇宙論のウンチク
地球科学のウンチク
宇宙開発のウンチク
研究組織・施設のウンチク
望遠鏡と観測のウンチク
天文学の用語集
天体望遠鏡の用語集
地球科学の用語集
航空宇宙技術の用語集
地球外生命探査の用語集


星座のリスト
恒星を語る。
実視等級と絶対等級を語る。
種族を語る。
スペクトル型を語る。
恒星の進化を語る。
変光星を語る。
HR図を語る。
太陽系外惑星を語る。
いて座Aスターを語る。
星震を語る。


暗黒星雲を語る。
HII領域を語る。
原始星を語る。
主系列星を語る。
赤色巨星を語る。
白色矮星を語る。
黒色矮星を語る。
超新星を語る。
中性子星を語る。
マグネターを語る。
ブラックホールを語る。
ウォルフ・ライエ星を語る。
パルサーを語る。
クォーク星を語る。
褐色矮星を語る。
赤色矮星を語る。
ハービッグ・ハロー天体を語る。 矮星を語る。