サラリーマン、宇宙を語る。

 HOME |  さくいん |  サイトマップ |  このサイトについて |  水星探査機メッセンジャー |  H-IIBロケット |  初心者のための天体望遠鏡入門 |  太陽系 |  球状星団 |


スポンサ−ドリンク





天文年鑑〈2011年版〉
天文年鑑編集委員会
4416210175



藤井旭の天文年鑑―スターウォッチング完全ガイド〈2011年版〉
藤井 旭
4416210183

主系列星を語る。

トップページ銀河系の目次恒星の進化主系列星

主系列星とは

恒星にも誕生と死がある。
つまり恒星にも、一生があるのだ。



人間の一生に幼児期、少年期・少女期、青年期、中年期、老年期があるように、恒星の一生もいくつかの期に分かれている。

太陽クラスの恒星の場合、
原始星主系列星赤色巨星白色矮星黒色矮星
と変化していく。

人間の青年期から中年期に相当する時期が、恒星にとっての主系列星である。
恒星主系列星である期間は非常に長い。



現在、太陽は主系列星の段階にある。
あと、45億年ほど主系列星の段階が継続し、やがて赤色巨星へと進んでいく。




主系列星のしくみ

恒星のエネルギー源

太陽は燃えているように見えるが、実は燃えていない。



紙や木が燃焼すると、熱と光が発生する。
太陽も熱と光を放っているが、これらは燃焼で生じているのではない。
太陽に限らず恒星の熱と光は、核融合反応によって生じているのである。



恒星ガス星雲から誕生する。
ガス星雲が重力で集まり、原始星が誕生する。



原始星がさらに収縮するにつれ、ポテンシャルエネルギーが熱エネルギーに変換されるので、中心部の温度が上昇していく。
中心部の温度が1000万K以上になると、いよいよ核融合反応が開始する。



高温高圧の環境で、4つの水素原子核が1つのヘリウム原子核に変換するプロセスが核融合反応だ。
このときに解放されるエネルギーが、恒星の熱となり光となる。



核融合反応が開始した時点から恒星は、原始星から主系列星へと移行する。




安定した主系列星

主系列星では、核融合反応によって外に広がろうとする勢いと、自重によって収縮しようとする勢いがバランスする。
このため、主系列星は非常に安定している



恒星は生涯の大部分を主系列星としてすごす。
夜空で輝くほとんどの恒星は、主系列星なのだ。
太陽も主系列星である。



恒星が主系列星で過す時間の長さは、その恒星の質量で決まる。

太陽クラスの質量の場合、およそ100億年程度の間、主系列星で過す。
この時間の長さからも、いかに主系列星が安定しているかが分かる。

ただし、すべての主系列星が100億年の寿命なのではない。



最初に集まったガス星雲の量が多い場合、巨大な主系列星が誕生する。
このようなケースでは、中心部の圧力が高いため、核融合反応が凄まじいスピードで進む。
その結果、たった数百万年で、あっというまに水素を使い果たしてしまうのだ。



反対に、少ない量のガス星雲しか集まらないと、核融合反応にも気合が入らない。
チョロチョロと反応を続けるため、小さな主系列星は、宇宙の寿命よりも長く弱く輝くのだ。

重い星→短命
軽い星→長寿命
という関係がある。





主系列とは何か?

スペクトル型絶対等級との関連を図示したチャートをHR図という。



HR図を見ると、大多数の星は、左上から右下へ向かう斜めの線上(@の部分)に集中する。
ここにプロットされる星が主系列星である。
このプロットから、主系列星は「明るいほど、より熱い」という関係が読み取れる。

主系列星とHR図

HR図から、大多数の恒星が主系列星であることが確認できる。
この星が集中する線状のエリア(@の部分)は、「主となる連なり」という意味で主系列という。



主系列星の間、核融合反応によって、水素原子核が消費され、変ってヘリウム原子核が生成される。
ヘリウム原子核は恒星の中心部にだんだんと溜まっていく。




主系列星の末期

主系列星の時代の末期になると、中心部はヘリウム原子核のコアができるため、核融合反応はそのコアの周りで発生する。
つまり、核融合反応の起こる場所が恒星の中心から外側へ向かって移動するのだ。



その結果、自重で収縮する力よりも、核融合反応で膨張しようとする勢いが増すので、恒星が膨らみ始める。
こうして、主系列星は赤色巨星へと移行する。





スポンサードリンク






最近気になる星の本


このページのTOP
サラリーマン、宇宙を語る。HOME
サイトマップ



プライバシーポリシー

人気コンテンツ

銀河系太陽系球状星団
アンドロメダ銀河太陽黒点白色矮星
大気圏HR図海王星


参考文献・サイト

Stars
Main Sequence Stars

2007/05/09
2008/01/27

宇宙を語る。HOME
このサイトについて
さくいん

史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
 ↑このサイトの管理人(織野)が
  書いた本です。

太陽系のウンチク
銀河系と恒星のウンチク
星雲と星団のウンチク
宇宙論のウンチク
地球科学のウンチク
宇宙開発のウンチク
研究組織・施設のウンチク
望遠鏡と観測のウンチク
宇宙生物学のウンチク


天文学の用語集
天体望遠鏡の用語集
地球科学の用語集
航空宇宙技術の用語集
地球外生命探査の用語集
太陽物理学の用語集


銀河系
星座のリスト
恒星
実視等級と絶対等級
種族
スペクトル型
恒星の進化
変光星
HR図
太陽系外惑星
いて座Aスター
星震


暗黒星雲
HII領域
原始星
主系列星
赤色巨星
白色矮星
黒色矮星
超新星
中性子星
マグネター
ブラックホール
ウォルフ・ライエ星
パルサー
クォーク星
褐色矮星
赤色矮星
ハービッグ・ハロー天体
矮星
BN天体


太陽系
太陽
水星
金星
地球

火星
木星
土星
天王星
海王星
小惑星
カイパーベルト
惑星の定義
準惑星
チチウスボーデの法則
バルカン
惑星気象学


ラグランジュポイント
軌道要素
春分点と秋分点
歳差
会合周期
月食
日食
惑星現象(惑星の運行)
月の運行
年周視差
光行差
天文学の単位
太陽日と恒星日
太陽時と恒星時
太陽年(回帰年)と恒星年
均時差


太陽系外惑星
ホットジュピター
スーパーアース
エキセントリック・プラネット
スーパージュピター
ハビタブルゾーン


星座
バイエル符号
フラムスティード番号
88星座
トレミーの48星座
黄道十二星座
太陽向点
ウラノメトリア
失われた星座
季節の星座
星表







DVDではじめる天体観察入門 (アスキームック)
DVDではじめる天体観察入門 (アスキームック)




すばる望遠鏡〜世界一の天体望遠鏡が見た宇宙〜 [DVD]
B00005I5NP





Vixen 天体望遠鏡 ポルタUA80Mf
B0027VXMJ6





Canon PIXUS インクジェット複合機 MP640
B002OB3OCY