サラリーマン、宇宙を語る。

 HOME |  さくいん |  サイトマップ |  このサイトについて |  水星探査機メッセンジャー |  H-IIBロケット |  初心者のための天体望遠鏡入門 |  太陽系 |  球状星団 |


スポンサ−ドリンク





天文年鑑〈2011年版〉
天文年鑑編集委員会
4416210175



藤井旭の天文年鑑―スターウォッチング完全ガイド〈2011年版〉
藤井 旭
4416210183

月を語る。

トップページ太陽系の目次

月とはどんな天体なのか

地球の唯一の衛星である。
月は地球に最も近い天体である。
人類が、直接訪れた天体は月しかない。



月は地球の周囲を約1か月かけて公転するため、地球から見た太陽と月との角度が変化する。
このため、月の太陽光があたるエリアが変化し、月の満ち欠けが発生する。



月と地球が相互に及ぼしあう引力は大きい。
このため、地球では潮の満ち干きが発生する。
地球大気も同様に満ち干きしているのだが、人間には分かりにくい。



月は潮汐作用のために自転周期と公転周期が一致している。
月はいつも同じ面を地球に向けているのだ。
これは、珍しいことではない。
ガリレオ衛星など、自転と公転が1:1になっている例は他にもある。



月の全表面の50%は絶対に見えないと考えがちになるが、そうではない。
月は地球に対する向きをわずかに振るので、長期にわたり丹念に観測すると月の全表面の59%程度を見ることができる。
この現象を秤動という。
地球から絶対に見えない領域は約40%程度なのだ。



地球は以前、もっと速く自転していた。
それが、長い年月の間の潮汐作用によって、自転にブレーキがかかり今の自転周期になったのだ。



自転周期はこれからも少しずつ短くなっていく。
月もその反作用で地球からだんだんと遠ざかる。
これは、地球の自転周期と月の公転周期が一致するまで継続する。



月は大小さまざまなクレーターに覆われた岩石と砂ばかりの荒涼とした世界だ。
表面を覆う砂状の物質をレゴリスという。
レゴリスとは隕石の衝突によって生成された、微粒子と石片の混合物だ。



クレーターの成因を巡って、過去には火山説と隕石説が対立していたが、現在では隕石説で決着している。
月の内部の活動はすでに停止している。



月の表面は大きく二つの領域に分けられる。
クレーターに覆われた高地と、「」と呼ばれる平地だ。
海は巨大な隕石の衝突でクレーターが生成し、その後、割れ目から噴き出たマントルがクレーターの底部を満たしたものだ。



海にはみな、名称がついている。
奇妙なことに、月の裏側には目立った海がない。
目立つクレーターにも、名前が与えられている。



月には大気も水もないと考えられてきた。
ところがこれは事実ではない。
月はアルゴンでできた極めて薄い大気を持つ。大気の総質量は月全体で40トンである。



水はないが、水の氷はある。 クレメンタインルナ・プロスペクターの探査によって、決して太陽光のあたらない極地のクレーターの底に、氷が存在する証拠が確認されている。



月の重心は、中心から約2kmずれている。
中心から地球側へ約2kmシフトした場所に重心があるのだ。



月の起源の学説はいくつかあった。
アポロ計画によって持ち帰られた月の石の研究によって、月の表面はかつて非常な高温にであったことが確認された。
これにより、火星クラスの天体が地球に衝突し、その破片によって月が生成したと考える学説が最有力になった。
この説をジャイアントインパクト説という。



アポロ計画では月に地震計を設置した。
これにより、一年間に平均して3000回程度の地震が発生していることが明らかになった。
月で発生する地震を月震という場合もある。



アポロ計画の時代、月は学術的興味の対象として探査された。
(国力のデモンストレーションとしての意味もあったが)
これに対し21世紀の月探査は、近い将来の月資源利用に向けた基礎調査の色合いが強い。



2007年以降、かぐや(日)、じょうが1号(中)、LRO(米)、エルクロス(米)、チャンドラヤーン1(印)が連続して月探査に向かう。



太陽系の関連ネタ




スポンサードリンク






最近気になる星の本


このページのTOP
サラリーマン、宇宙を語る。HOME
サイトマップ



プライバシーポリシー

人気コンテンツ

銀河系太陽系球状星団
アンドロメダ銀河太陽黒点白色矮星
大気圏HR図海王星


参考文献・サイト

Solar System Exploration

2008/11/30

宇宙を語る。HOME
このサイトについて
さくいん

史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
 ↑このサイトの管理人(織野)が
  書いた本です。

太陽系のウンチク
銀河系と恒星のウンチク
星雲と星団のウンチク
宇宙論のウンチク
地球科学のウンチク
宇宙開発のウンチク
研究組織・施設のウンチク
望遠鏡と観測のウンチク
宇宙生物学のウンチク


天文学の用語集
天体望遠鏡の用語集
地球科学の用語集
航空宇宙技術の用語集
地球外生命探査の用語集
太陽物理学の用語集


太陽系
太陽
水星
金星
地球

火星
木星
土星
天王星
海王星
小惑星
カイパーベルト
惑星の定義
準惑星
チチウスボーデの法則
バルカン
惑星気象学



秤動
月の起源
ジャイアント・インパクト説
月の成長
潮汐作用
月の海
月震
レゴリス
月の裏側
月面の氷
月の地形


90年代の月探査
21世紀の月探査
初期の月探査
チャンア1
LRO
エルクロス
クレメンタイン
ルナー・プロスペクター
かぐや
ひてん
スマート1
エルサムLSAM







DVDではじめる天体観察入門 (アスキームック)
DVDではじめる天体観察入門 (アスキームック)




すばる望遠鏡〜世界一の天体望遠鏡が見た宇宙〜 [DVD]
B00005I5NP





Vixen 天体望遠鏡 ポルタUA80Mf
B0027VXMJ6





Canon PIXUS インクジェット複合機 MP640
B002OB3OCY