月の海を語る。
月の表面には海[mare]と呼ばれる領域がある。
月面の色の濃い部分が海だ。
月の表側の約30%が海である。
海は肉眼でも識別することが可能だ。
実際に水があるわけではない。
ケプラーが本当に水が存在すると思って海と名付けられた。
海にはそれぞれ名前が付いている。
静かの海、雨の海、危難の海などだ。
嵐の大洋、虹の入江などもあるが、これらも海と地質学的な本質は同じである。
月の裏側には、海がほとんどない。
海は玄武岩に覆われた平坦な領域である。
鉄が多く含まれているため、高地よりも暗く見えるのだ。
高地にはクレーターが多いが、海にはクレーターが少ない。
これは海が高地よりも新しい証拠である。
大サイズのクレーターを特にベイズンという。
巨大な隕石の衝突によって、ベイズンが生成した。
このベイズンの底の割れ目から、マグマがジワジワと湧き出してベイズンの底に溜まって海となった。