サラリーマン、宇宙を語る。

 HOME |  さくいん |  サイトマップ |  このサイトについて |  水星探査機メッセンジャー |  H-IIBロケット |  初心者のための天体望遠鏡入門 |  太陽系 |  球状星団 |


スポンサ−ドリンク





天文年鑑〈2011年版〉
天文年鑑編集委員会
4416210175



藤井旭の天文年鑑―スターウォッチング完全ガイド〈2011年版〉
藤井 旭
4416210183

チチウス・ボーデの法則を語る。

トップページ太陽系の目次チチウス・ボーデの法則

チチウス・ボーデの法則とは

太陽惑星の距離は、単純な数列で表現できることが、1766年にチチウスによって示された。
その後、ボーデによって広まったことから、これをチチウス・ボーデの法則と呼ぶ。



チチウス・ボーデの法則では、惑星の並びを以下の式で表現する。

 太陽からの平均距離 = 0.4 + 0.3 × 2n


この式のnに水星を−∞(マイナス無限大)、金星以降の惑星に0、1、2、3・・・のように与えていく。
すると、nを当てはめた計算値と、天文単位で表現した実際の距離が一致しているのだ。

水星金星地球火星ケレス木星土星天王星海王星冥王星
番号-∞0123456--7
計算値0.40.71.01.62.85.210.019.6--38.8
実際の距離0.390.721.001.522.775.209.5419.1930.0639.44

チチウス・ボーデの法則は、海王星を除いて非常に精度良く各軌道を表現している。



チチウス・ボーデの法則は経験則

チチウス・ボーデの法則は力学的な計算によって導かれたものではない。
そのため、「法則」ではなく、むしろ「経験則」と見なす方がより適当である。



たとえば、ケプラーの第三法則は惑星の観測から発見されたものだ。
それだけだったら、「惑星の観測からこのようなことが言えます」に留まってしまう。



ところが、ケプラーの第三法則はニュートンの運動方程式から計算によって導くことができる。
つまり、ケプラーの第三法則は単なる「経験則」ではなく物理学の裏づけを持っているのである。



ところが、チチウス・ボーデの法則は「惑星の観測からこのようなことが言えます」に留まっている。
力学や他の、諸法則から導くことは、(現在のことろ)出来ていない。
物理学の裏づけがないのだ。



このことから、「チチウスボーデの法則は単なる偶然」と考える研究者も多い。
一方で、惑星の周囲を回る衛星の配列にもチチウスボーデの法則が適用できそうだと主張する人々もいる。




チチウス・ボーデの法則の歴史

チチウス・ボーデの法則が広まった当初、ケレス天王星海王星冥王星は未発見であった。



つまり、チチウス・ボーデの法則が知られた時代は、水星金星、地球、火星木星土星の6つしか知られていなかった。



「チチウス・ボーデの法則は惑星の位置を良く表しています」と言っても、n=3(ケレス)の位置が空席だったことから、この法則はあまり重要視されなかった。

水星金星地球火星---木星土星
番号-∞012345
計算値0.40.71.01.62.85.210.0
実際の距離0.390.721.001.52---5.209.54


ところが、1781年に状況が急転する。
ウイリアム・ハーシェルによって発見された天王星が、ずばりn=6だったことから、チチウス・ボーデの法則の信憑性が増したのだった。


n=3の位置を埋める惑星があるはずだ。
このような思惑から、n=3の位置を埋める天体の捜索が活発になった。
結局、1801年に小惑星(ケレス)が発見されたのだ。



その後の海王星は、チチウスボーデの法則から完全に逸脱しており、理論的な基盤を持たないだけに現在では、チチウスボーデの法則は重要視されていない。



最近では、太陽系外惑星系の発見が続いているが、観測精度が向上し、他の惑星系でもチチウスボーデの法則が再現するかどうかが(一部で)注目されている。



チチウスボーデの法則の関連ネタ




スポンサードリンク






最近気になる星の本


このページのTOP
サラリーマン、宇宙を語る。HOME
サイトマップ



プライバシーポリシー

人気コンテンツ

銀河系太陽系球状星団
アンドロメダ銀河太陽黒点白色矮星
大気圏HR図海王星


参考文献・サイト

Titius-Bode Law
The Titius-Bode Law

2007/08/20
2008/09/09

宇宙を語る。HOME
このサイトについて
さくいん

史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
 ↑このサイトの管理人(織野)が
  書いた本です。

太陽系のウンチク
銀河系と恒星のウンチク
星雲と星団のウンチク
宇宙論のウンチク
地球科学のウンチク
宇宙開発のウンチク
研究組織・施設のウンチク
望遠鏡と観測のウンチク
宇宙生物学のウンチク


天文学の用語集
天体望遠鏡の用語集
地球科学の用語集
航空宇宙技術の用語集
地球外生命探査の用語集
太陽物理学の用語集


太陽系
太陽
水星
金星
地球

火星
木星
土星
天王星
海王星
小惑星
カイパーベルト
惑星の定義
準惑星
チチウスボーデの法則
バルカン
惑星気象学


太陽
太陽定数
太陽黒点
フレア
彩層
紅炎/プロミネンス
太陽風
コロナ質量放出/CME
コロナ
コロナホール
コロナループ
太陽活動周期
ウォルフ黒点相対数
フラウンホーファー線
マウンダー極小期
太陽観測衛星
IMF/惑星間空間磁場
フォーブッシュ減少
太陽の用語集







DVDではじめる天体観察入門 (アスキームック)
DVDではじめる天体観察入門 (アスキームック)




すばる望遠鏡〜世界一の天体望遠鏡が見た宇宙〜 [DVD]
B00005I5NP





Vixen 天体望遠鏡 ポルタUA80Mf
B0027VXMJ6





Canon PIXUS インクジェット複合機 MP640
B002OB3OCY