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春分点と秋分点を語る。

地球は太陽の周囲を1年かけて公転する。
このため、夜空の様子は1年周期で変化する。
季節の経過につれて、星座が少しづつずれて、1年で一周するのである。



昼間は星空は見えない。 しかし、もし、昼間も星空が見えるとしたら、1年を通して昼間も星空も変化していくのが分かるはずだ。
地球の公転に伴って、太陽の背後の星座が変化していくのである。



地球が1年で公転するため、太陽は1年間かかって、星空を一周するように見える。
1年間かかって、太陽が通るルートを黄道(こうどう)という。



地球に赤道があるように、天球にも赤道がある。
これを天の赤道という。
地球の赤道の真上が天の赤道に相当する。



黄道も天の赤道の天球をリング状に一周している。
黄道と天の赤道は、互いにずれているため、2点で交差しあっている。
太陽は黄道上を動いていく(ように見える)ので、1年のうち半年間は天の赤道の南側、他の半年間は北側に居ることになる。



黄道と天の赤道の交点のうち、太陽が南側から北側に横切る点を春分点という。
反対に北側から南側へ移る点を秋分点という。



太陽が春分点、または秋分点に来る日は、太陽は赤道上空にあることになる。
この日をそれぞれ、春分の日、秋分の日という。
春分の日と秋分の日は、太陽は北にも、南にも寄っていないので、昼と夜の長さが等しくなるのである。



地球上の位置を示すために、経度と緯度が設定されている。
同様に天球上の位置を示すために、天球上にも経度と緯度が設定されている。
これらを赤経、赤緯という。



地球の緯度が赤道を0度にしているように、赤緯は天の赤道を0度にしている。
一方で赤経は、春分点と基準にしている。



現在、春分点はおひつじ座、秋分点はおとめ座にある。
「現在」と書いたのは、春分点、秋分点は時代とともに、動くからだ。



コマは回転が弱まると軸が傾く。
傾いた軸は、リングを描きながらゆっくりと、首を振るように回転する。
この現象を歳差という。



地球の自転軸にも歳差がある。
このため、自転軸の向きが首を振るように回転するのだ。



地球の歳差を実感することはまず無理だ。
首を一周振るのに約2万5800年もかかるので、人間の感覚では変化をキャッチできないのだ。



歳差の影響によって、天の赤道も変化する。
このため、春分点、秋分点は少しずつ西へ西へとずれていく。
現在、春分点はおひつじ座であるが、1000年後にはみずがめ座に入ることになる。



春分点がずれるということは、赤経・赤緯が変っていくということである。
このため、星図は時間とともに役に立たなくなっていく。
従って、星図には、その星図がいつの春分点に基づいて作成されたかを明示する必要がある。



これを分点という。
多くの星図は2000年分点で作成されている。




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2008/03/08

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