サラリーマン、宇宙を語る。

 HOME |  さくいん |  サイトマップ |  このサイトについて |  水星探査機メッセンジャー |  H-IIBロケット |  初心者のための天体望遠鏡入門 |  太陽系 |  球状星団 |


スポンサ−ドリンク





天文年鑑〈2011年版〉
天文年鑑編集委員会
4416210175



藤井旭の天文年鑑―スターウォッチング完全ガイド〈2011年版〉
藤井 旭
4416210183

電磁波を語る。

トップページ宇宙論の目次電磁波

電磁波とは

電流が流れると、その周囲に磁場が発生する。
磁場が変化すると電流が生じる。
このように電場と磁場は相互に密接な関係を持っている。



電場が磁場を発生させ、その磁場が電場を発生させる。
このように「電場が磁場が交互に発生して伝播していく波」を電磁波という。



目に見える光(可視光)、電波、赤外線、紫外線、X線などはすべて電磁波の一種である。
光も電波もX線も互いに違うものに思える。
しかし、これらはすべて「電場と磁場が交互に発生して伝播していく波」という共通の性質を持っている。
これらはみな、電磁波なのだ。



波の山の頂点から次の山の頂点までの距離を波長(λ)、1秒間に波が繰り返す回数を周波数(ν)と言う。


電磁波

周波数と波長は反比例の関係にある。
周波数が高いと波長は短くなり、波長が長いと周波数は低くなる。



電磁波の波長はさまざまだ。
波長の長い電磁波や、短い電磁波がある。



電磁波は波長ごと(周波数ごと)に違う名前で呼ばれている。
波長が約0.4〜0.8μmの範囲であれば、その電磁波は「可視光」である。
100〜1000mの範囲であれば、それはAM放送で使用される電波(中波)だ。



電磁波は長い波長(低い周波数)から短い波長(高い周波数)にかけて、

ラジオ波→マイクロ波→テラヘルツ波→赤外線→可視光線→紫外線→X線→ガンマ線

と名前が変化する。

つまり、これらの名称は電磁波を波長ごと(周波数ごと)に分けた呼び方なのだ。
ただし、利用分野・研究分野によって異なる場合が多々あるので注意を要する。
ラジオ波、マイクロ波、テラヘルツ波を総称して電波という。



電磁波は波長によって、その特長が大きく違ってくる。
X線は物体を透過することができるので、X線検査やレントゲン装置に利用される。
ところが、可視光は物体を透過することができない。
このように、電磁波と一言でいいながら、波長ごとに物体・人体への作用、性質がまるで異なるのである。



可視光の中でも、波長によって大きく性質は異なっている。
波長が長い電磁波を見ると、人は赤色を感じる。
反対に波長の短い電磁波を見ると、人は紫色を感じる。



色の違いは、電磁波の波長の違いなのである。



電磁波は、マックスウェル方程式によって理論的に予測された。(1864年)
この理論的な予測をヘルツが実験によって確かめ、電磁波の存在が明かになったのだ。(1888年)
その後、光速が測定されると、その値が電磁波の速度と一致していたことから、可視光も電磁波の一種であることが認識されるようになった。

電磁波の波長と名称

ラジオ波(電波)

電波を全般にラジオ波という。

この領域の電磁波を利用した天文学を電波天文学という。


マイクロ波

マイクロ波とは、波長100ミクロンから1メートルの範囲の電磁波である。
気象レーダー、衛星通信、衛星放送に使用される。
電子レンジに使用される電磁波でもある。

宇宙の方向からマイクロ波が観測される。
これを宇宙マイクロ波背景放射[CMB]という。

この領域の電磁波を利用した天文学をマイクロ波天文学という。マイクロ波天文学は電波天文学の一分野である。



テラヘルツ波

周波数が1THz(テラヘルツ)付近の電磁波をテラヘルツ波という。
光と電波の境界領域にある。

この領域の電磁波を利用した天文学を電波天文学という。



赤外線

可視光線の赤側より波長が長い領域の電磁波を赤外線という。
肉眼では見えない。

この領域の電磁波を利用した天文学を赤外線天文学という。



可視光線

目に見える光を可視光線という。
「電磁波は人体に有害である」と表現される場合がある。
紫外線やエックス線は発ガン作用があるためこの表現は正しい。
しかし、可視光には(顕著な)害毒はない。

可視光線による観測が従来の天文学である。



紫外線

可視光線の紫側より波長が短い領域の電磁波を紫外線という。
肉眼では見えない。

この領域の電磁波を利用した天文学を紫外線天文学という。



X線(エックス線)

波長が1ピコメートルから10ナノメートルの範囲の電磁波をX線(エックス線)という。
レントゲン撮影に使用される。

この領域の電磁波を利用した天文学をX線(エックス線)天文学という。



ガンマ線

なお、ガンマ線は電磁波であるが、アルファ線、ベータ線は電磁波ではない。
アルファ線はヘリウムの原子核、ベータ線は電子だからだ。
空気の振動波である音波も電磁波ではない。

この領域の電磁波を利用した天文学をガンマ線天文学という。



電磁波とドップラー効果

赤方偏移

非常に高速で遠ざかる物体が、赤く見える現象を赤方偏移という。




スポンサードリンク






最近気になる星の本


このページのTOP
サラリーマン、宇宙を語る。HOME
サイトマップ



プライバシーポリシー

人気コンテンツ

銀河系太陽系球状星団
アンドロメダ銀河太陽黒点白色矮星
大気圏HR図海王星


参考文献・サイト

Imagine the Universe Science
ESA's Integral solves thirty-year old gamma-ray mystery
The Diffuse X-ray and Gamma-ray Background & Deep Fields
Wilkinson Microwave Anisotropy Probe
The electromagnetic spectrum

2008/06/14

宇宙を語る。HOME
このサイトについて
さくいん

史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
 ↑このサイトの管理人(織野)が
  書いた本です。

太陽系のウンチク
銀河系と恒星のウンチク
星雲と星団のウンチク
宇宙論のウンチク
地球科学のウンチク
宇宙開発のウンチク
研究組織・施設のウンチク
望遠鏡と観測のウンチク
宇宙生物学のウンチク


天文学の用語集
天体望遠鏡の用語集
地球科学の用語集
航空宇宙技術の用語集
地球外生命探査の用語集
太陽物理学の用語集


矮小銀河
ハッブル・ディープ・スペース
宇宙原理
活動銀河
セイファート銀河
クエーサー
重力レンズ
銀河団と銀河群
局部銀河群
ビッグバン宇宙論
オルバースのパラドックス
宇宙線
電磁波
宇宙マイクロ波背景放射
スターバースト銀河







DVDではじめる天体観察入門 (アスキームック)
DVDではじめる天体観察入門 (アスキームック)




すばる望遠鏡〜世界一の天体望遠鏡が見た宇宙〜 [DVD]
B00005I5NP





Vixen 天体望遠鏡 ポルタUA80Mf
B0027VXMJ6





Canon PIXUS インクジェット複合機 MP640
B002OB3OCY