サラリーマン、宇宙を語る。

 HOME |  さくいん |  サイトマップ |  このサイトについて |  水星探査機メッセンジャー |  H-IIBロケット |  初心者のための天体望遠鏡入門 |  太陽系 |  球状星団 |


スポンサ−ドリンク





天文年鑑〈2011年版〉
天文年鑑編集委員会
4416210175



藤井旭の天文年鑑―スターウォッチング完全ガイド〈2011年版〉
藤井 旭
4416210183

オリオンを語る。

次期宇宙船オリオンとは


オリオン
出展:Constellation Program

2010年にスペースシャトルが全機退役する。



人命を損なう事故を2度も発生させた上、メンテナンスに要するコストがバカにならない。
NASAがスペースシャトルを止めたいのも無理はない。



シャトルの後継の宇宙船がオリオンだ。
NASAの委託を受け、ロッキードマーティン社が開発する。




まぜオリオンなのか

オリオンの機体はカプセル型でアポロ宇宙船に似たイメージを持つ。
しかしサイズは直径は約5メートルと大きく、内部空間はアポロ宇宙船の2.5倍と広い。
アポロ宇宙船は最大3名であるが、オリオンは、国際宇宙ステーション[ISS]へは6名を、月探査では4名のクルー(乗員)を想定している。
さらに将来の火星探査も視野に入れた設計なのだ。


約30年の運用を経て、スペースシャトルには根本的な問題があることが分かった。
耐熱タイルは、大気圏再突入時に生じる熱から機体とクルーを守る重要なパーツである。
耐熱タイルが欠損すれば重大な事故に直結する。


スペースシャトルは、このように重要な耐熱タイルをむき出しの状態で打ち上げるため、リスクはその構造に根ざしていると言える。
さらに問題なのは、滑空という帰還方法だ。
滑空するためには、主翼が必要となる。



スペースシャトルの打ち上げ時の重量には、帰還時にしか使用しない主翼も含まれている。
これでは、打ち上げの燃料が無駄になる。



さらに、主翼があることによって、大気圏再突入時に高熱にさらされる部分が増えることになる。



このため、オリオンは、翼を持たないカプセル型の機体になったのだ。
耐熱シールドは、打ち上げ時にロケット内に保護されている。



ISSへの人員・物資の輸送時、オリオンは単体でアレスTによって低軌道に打ち上げられる。
月探査の場合、オリオン単体では無理だ。
月着陸船地球離脱ステージとのコンビネーションが必要になる。
月着陸船地球離脱ステージは、アレスVによって打ち上げられる。



オリオンの開発は遅れており、実用化は2014になる見込みである。
シャトル退役(2010年)からオリオン導入(2014年)までの間、米国は国際宇宙ステーションへの往復手段を持たないことになってしまう。
この埋め合わせのために、NASAは国際宇宙ステーションへの往復するロケットの開発・運用を民間委託することに決定した。
このプログラムをCOTSという。




スポンサードリンク






最近気になる星の本


このページのTOP
サラリーマン、宇宙を語る。HOME
サイトマップ



プライバシーポリシー

人気コンテンツ

銀河系太陽系球状星団
アンドロメダ銀河太陽黒点白色矮星
大気圏HR図海王星


参考文献・サイト

Constellation Program
Orion Crew Vehicle
COTS

宇宙を語る。HOME
このサイトについて
さくいん

史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
 ↑このサイトの管理人(織野)が
  書いた本です。

太陽系のウンチク
銀河系と恒星のウンチク
星雲と星団のウンチク
宇宙論のウンチク
地球科学のウンチク
宇宙開発のウンチク
研究組織・施設のウンチク
望遠鏡と観測のウンチク
宇宙生物学のウンチク


天文学の用語集
天体望遠鏡の用語集
地球科学の用語集
航空宇宙技術の用語集
地球外生命探査の用語集
太陽物理学の用語集


ロゼッタ
COROT
STEREO
ACE
テミス
メッセンジャー
フェニックス
ドーン

スイングバイ航法
マーズ・サイエンス・ラボラトリ[MSL]
COTS