アレスI/AresIを語る。

アレスI
出展:Constellation Program
アレスIは次世代宇宙船オリオンを打ち上げるための専用ロケットである。
米国の新宇宙政策によって2010年のスペースシャトル退役が決まった。
シャトルの後継として国際宇宙ステーションとの往復に利用される宇宙船がオリオンだ。
アレスIは、このオリオンの打ち上げに使用される。
アレスIは、スペースシャトルのシステムや技術を引き継いで開発される。
開発のためのコストが低減できるだけでなく、保守のための要員や設備もそのまま活用できるからだ。
アレスIは、2段ロケットである。
その1段目は、スペースシャトルの固体燃料ロケットブースター[SRB]の改良品が、2段目にはJ-2Xエンジンが導入される。
スペースシャトルの場合、SRBは外部タンクの両側に装着された補助ロケットで4つのセグメントから構成される。
アレスIの1段目は、このSRBを5セグメントにしたものだ。
スペースシャトルは、ケネディ宇宙センターから打ち上げられた約2分後、高空でSRBを切り離す。
スペースシャトルは、そのまま宇宙へ出るが、SRBはパラシュートでインド洋に降下する。
その後は専門の艦船によって回収され、ユタ州の工場で整備を受け以後のシャトルの打つ上げに最利用されるのだ。
アレスIの1段目も、スペースシャトルのSRBと同じプロセスで最利用されることになる。
アレスIの2段目のJ-2Xは、ロケットダイン社製のエンジンだ。
J-2Xエンジンは、アポロ計画でも使われたサターンV、IBロケットのJ-2エンジンを改良したタイプなのだ。
液体酸素と液体水素を燃料とする。