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オズマ計画を語る。

オズマ計画とは

地球外文明から電波によるメッセージが発信されているかもしれない。
このメッセージをキャッチしようという史上初の試みが1960年に実施された。



グリーンバンク電波望遠鏡を、くじら座τ(タウ)星とエリダヌス座ε(イプシロン)星に向けて電波を探したのである。



これらは生命が存在しそうな惑星を持つ可能性がある恒星として選ばれた。
150時間に渡る探査の結果、文明の証拠となるような信号は受信されなかった。



オズマ計画の内容

周波数

もし、地球外文明が電波でメッセージを送っているとしたら、どの周波数を利用しているだろうか?
受信する周波数の選択を誤ったら、仮にメッセージを送っていたとしても検出することはできない。



そこで、オズマ計画では1420MHzを受信周波数とした。
この周波数は水素原子が発振する周期でもある。



もし、地球外文明が電波でメッセージを伝えたいとしたら、ノイズの少ない周波数帯を選ぶだろう。
ちょうどノイズの少ない帯域になっている。



これより低い周波数は銀河の電波と混ざってしまう。
これより高くすれば、大気によって妨害されてしまうからだ。



さらに、ノイズの少ない周波数帯の中でも、好き勝手な周波数を選択はしないだろう。
受信する相手が、推測しやすいように、目印になりやすい特徴を持った特別な周波数を選択すると思われる。



水素原子は、宇宙で最もありふれた元素である。
その元素が発振する周波数であれば、「特別な周波数」といえる。
1420MHzは、このようにして選ばれたのである。




目標天体

太陽系外の惑星で、生命が発生し知的生命にまで発達するためには、中心恒星の寿命が長く、かつ明るくなければならない。



そのためには、太陽のようなスペクトルを持つ恒星が相応しい。
太陽より寿命が短いと、進化する前に赤色巨星へと進化してしまう。



逆に赤色矮星など太陽よりも暗い星は、寿命は長くなる。



このような星では、十分な熱を得るために、惑星は中心恒星に近い位置にいなくてはならない。
赤色矮星はフレアが激しいので、仮に生命が誕生したとしても強力なフレアによって生き延びるのは難しいだろう。



さらに、電波によるメッセージは、距離が遠いと減衰する。
このため、比較的近距離な天体でないと交信の相手にならない。



くじら座τ(タウ)星とエリダヌス座ε(イプシロン)星は、どちらも太陽に似たスペクトルであり、双方とも約10光年の近距離にある。



このことから、この二つの星がオズマ計画のターゲットになったのだ。







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参考文献・サイト

A Reminiscence of Project Ozma
Project Ozma
The Planetary Society

2008/04/16
2008/09/02

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