エリダヌス座を語る。
エリダヌス座は、冬の星座である。
架空の川「エリダヌス川」の姿を表現ている。
全天の88星座の中で、6番目に広い星座である。
ユーフラテス川が、エリダヌス川のモデルだとする説もある。
エリダヌス座は、トレミー48星座のうちの1つでもある。
トレミー48星座は、2世紀以来使われてきた。
しかし、18世紀に、トレミー48星座の中のアルゴ座がラカイユによって分割された。
エリダヌス座を含む残りの47星座は、すべて現在の88星座に引き継がれている。
エリダヌス座の恒星
アケルナル [α Eri]
α星アケルナルは一等星であるが南に低いため、鹿児島より南でないと見ることができない。
全天で8番目に明るい恒星である。
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エリダヌス座β [β Eri]
エリダヌス座で2番目に明るい恒星である。
太陽系から89光年の距離にあるA型星である。
エリダヌス座θ [θ Lep]
エリダヌス座で3番目に明るい恒星である。
太陽系から161光年の距離にある連星である。
3.2等と4.3等のA型星から構成される。
エリダヌス座の星雲・星団
NGC1535
エリダヌス座の流星群
エリダヌス座8月群
レーダーで存在が確認されたが、眼視ではほとんど見えない。
エリダヌス座のその他の天体
エリダヌス座ε [ε Eri]
太陽に似た恒星で、惑星を持つことが確認されている。
地球外知的生命がメッセージを送信しているかも知れない。
その電波をキャッチしようという計画が1960年に実施された。
この計画をオズマ計画という。
オズマ計画のターゲットとなった天体が、くじら座τとエリダヌス座εであった。
150時間に渡り、グリーンバンク電波望遠鏡で、二つの星を探ったが、文明の存在を示唆するデータは得られなかった。
エリダヌス座51 [51 Eri]
誕生後、2000万年しか経過していない恒星である。
13天文単位の距離に木星質量の2倍の太陽系外惑星エリダヌス座51bが発見された。
エリダヌス座51bは、誕生まもない惑星なので表面温度は400度以上と推定される。
メタンが多く含まれていることが確認されている。
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参考文献・サイト
Constellations
Star Tales
SolStation.com:Epsilon Eridani
NASA Scientists Help Understand Newly Discovered Planet
2008/05/17
2015/08/21