失われた星座を語る。
アルゴ座
アルゴ座は、トレミーの48星座の一つである。
「アルゴ」はギリシア神話に登場する船の名に由来する。
アルゴ座は、非常に巨大な星座であったため、18世紀にラカイユによってラカイユによってほ座・とも座・りゅうこつ座・らしんばん座に分割された。
国際天文学連合[IAU]の第三回総会で全天の星座が正式決定された。
このとき、アルゴ座は採用されず、ラカイユの4星座が承認された。
この総会で、トレミーの48星座のうち、アルゴ座以外の47星座すべてが現在の88星座に採用された。
けいききゅう座
「けいききゅう」とは「軽気球」のことである。
軽気球での初の有人飛行(1783年)を記念して、ラランドが設定した。
国際天文学連合[IAU]の第三回総会で全天の星座が正式決定された。
このとき、けいききゅう座は星座として採用されなかったため、現在の88星座には含まれていない。
けいききゅう座の領域はけんびきょう座の一部になった。
ケルベルス座
ヘベリウスが設定した星座である。
ヘラクレス座の星座絵を見ると、ヘビのからまった枝を手にしている。
この「ヘビのからまった枝」がケルベルス座の部分である。
通常、ケルベロスは、3つの頭を持つ地獄の番犬である。
ここでは、3つの頭を持つヘビとして描かれている。
しぶんぎ座
「しぶんぎ」とは天体の位置を測定する器具「四分儀」のことである。
しぶんぎ座は、18世紀にラランドが設定した。
国際天文学連合[IAU]の第三回総会で全天の星座が正式決定された。
このとき、しぶんぎ座は採用されず、しぶんぎ座の領域はりゅう座の一部になった。
りゅう座流星群は、しぶんぎ座流星群と呼ばれることもある。
りゅう座流星群の輻射点が、かつてのしぶんぎ座の領域にあるからである。
しょうさんかく座
しょうさんかく座はヘベリウスが設定した星座である。
「しょうさんかく」とは「小三角」のことである。
さんかく座のすぐ隣に作られた。
ねこ座
ねこ座はラランドが設定した星座である。
ラランドが1805年に発行した星図の中で登場した。
この星座は、うみへび座とポンプ座の中間にあったが、現在は使用されていない。
ポニアトフスキーのおうし座
V字型に並んだ星の配列がおうし座のヒアデス星団に似ていることから、作られた星座である。
ポニアトフスキーとは、ポーランドの国王の名に由来する。
参考文献・サイト
Obsolete Constellations
Star Tales:Obsolete Constellations
2009/06/11