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アンティノウス座を語る。

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アンティノウス座とは

失われた星座・アンティノウス座

アンティノウス座は以前あったが、今は使用されていない星座である。



アンティノウス座は、ローマ皇帝ハドリアヌス(76年-138年)の寵愛を受けた美少年アンティノウスの姿を現している。
実在した人物をモデルにした珍しい星座だ。

アンティノウス座
アンティノウス座
出展:Star Tales



アンティノウスは奴隷の出身であったと考えられている。
美少年であったことからハドリアヌスに気に入られ、その取り巻きとなった。
18歳ごろナイル川で溺死したことが分かっているが、状況は謎のままである。



ハドリアヌスはアンティノウスの死を悲しみ、祀るための神殿を建設し、アンティノポリスという名の都市を作った。
さらに、わし座の南側に星座としても設定した。



1928年の国際天文学連盟の総会で全天の88星座が正式決定された。
このときアンティノウス座は採用されず、アンティノウス座の領域はわし座の一部になった。

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参考文献・サイト

Obsolete constellations

2015/08/31



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