重力レンズを語る。
重力レンズとは
巨大な天体は重力は大きい。
重力の作用を受け、光がカーブする現象を重力レンズという。
重力が、まるでレンズのような効果を果たすからである。

重力レンズのイメージ
出展:Electronic Universe
レンズやプリズムは、光を曲げる効果がある。
重力もこれと同様に光を曲げる作用を持つ。
天体のように大きい重力を持つ物体の近くを光が通過すると、その光は曲がってしまうのだ。
一般相対性理論によると、物体があると、その周囲の空間はゆがんでしまう。
重い物体(質量の大きい物体)ほど、空間は大きくゆがむ。
このゆがんだ空間が重力場として認識されるのだ。
光は、このゆがんだ空間を通るときに、曲がって見えるのである。
重力に引き付けられて、曲がるのではない。

重力レンズで見たクエーサー
出展:news@nature
遠方の天体(恒星、銀河)を発した光が、手前の天体の近くを通過するときに重力の作用で光路が曲がる。
このため、本来とは違う位置に天体が見える現象が、重力レンズだ。
さらに重力レンズの作用で、複数の光路を通過する場合は複数の像が観測される。
像が湾曲する場合もある。
参考文献・サイト
Gravitational Lensing
Gravitational Lensing in Astronomy
2008/08/30