ホーキング織野の

サラリーマン、宇宙る。

金星探査機あかつき を語る。

金星探査機あかつきとは

あかつきは、JAXAが打ち上げた金星探査機である。
2010年5月21日に種子島宇宙センターからH-IIAロケットで打ち上げられた。
惑星気象学への貢献が期待されている。




金星探査機あかつきの観測機器

金星探査機あかつきには、5つの観測機器が搭載されている。




近赤外カメラ1[IR1]

近赤外カメラ1[IR1]は、波長1.0μmの近赤外線をキャッチするカメラである。
視野12度、画素数1024×1024のCCDを使用している。



地表面から放射される赤外線画像から、地表面や低層の雲を調査する。
活火山も発見されるかもしれない。




近赤外カメラ2[IR2]

近赤外カメラ1[IR1]は、波長1.7/2.0/2.3/2.4μmの近赤外線をキャッチするカメラである。
視野12度、画素数1040×1040、検出器PtSiを使用している。



低層の大気から放射される赤外線画像から、雲や一酸化炭素の分布を調査する。




中間赤外カメラ[LIR]

中間赤外カメラ[LIR]は、上層の雲から放射される赤外線画像から、雲の温度分布を調査する。
波長9-11μm、視野12度、画素数240×240の検出器を使用している。




赤外イメージャー[UVI]

赤外イメージャー[UVI]は、上層の雲で散乱される太陽紫外線を測定する。これによって、二酸化硫黄などの微量大気成分を調査する。
波長280/360nm、視野12度、画素数1024×1024のCCDを使用している。




雷/大気光カメラ[LAC]

雷/大気光カメラ[LAC]は、金星大気中の雷放電にともなう発光を調査する。
並行して雷放電以外の大気中の発光も観測する。
波長777/551/558nm、視野12度、画素数8×8の検出器を使用する。

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参考文献・サイト

地球の風、金星の風 / 宇宙科学の最前線
金星探査機 PLANET-C / 科学衛星

2009/01/24
2010/10/11



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