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南極隕石を語る。

トップページ太陽系の目次>太陽系小天体[SSSB]>隕石南極隕石

南極隕石とは

南極大陸ではこれまでに大量の隕石が発見され、回収されている。これらを南極隕石という。
これまでに世界各地で発見された隕石のうち、南極隕石が70%以上を占めている。
南極隕石は雪氷上にあるため、他の地域に比較して発見がしやすい。



されに風化や地球上の物質による汚染があまり見られないという特色がある。南極隕石は非常に保存状態がいいのである。




なぜ南極隕石は多く発見されるのか

南極隕石の数が多いのは、南極により多く隕石が落下するからではない。



南極で氷床に落下した隕石はやがて氷の中に閉じこめられてしまう。
ところが氷は長い年月とともにゆっくりと動いていく。
ところが、山脈などに突き当たると氷の流れが妨げられ、中の隕石が浮かび上がってくる。
このため山脈に近いエリアに隕石が集まり発見しやすくなるのである。



日本の昭和基地に近いやまと山脈にも、南極隕石が多く発見される場所がある。



もともと、日本の南極観測隊が1969年に南極で隕石を大量に発見したのを発端とし、世界各国が南極隕石の採集に乗り出した。
2010年までに約4万8000個の南極隕石が回収されており、そのうち約1万7000個が日本の保有である。

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参考文献・サイト

Antarctic Meteorites
国立極地研究所南極隕石ラボラトリー

2014/06/29



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