オールトの雲を語る
オールトの雲とは
長期彗星の起源の謎
短期彗星はみな黄道面に沿った軌道を回っている。
しかし、長期彗星は黄道面とは無関係に天空のあらゆる方向から太陽に接近する。
さらに、長期彗星の遠日点距離はどれも10万天文単位程度である。
このことに気付いたオールトは、「長期彗星の材料となる物質が、太陽系を球殻状に取り囲んでいる」という仮説を発表した。
これをオールトの雲という。
オールトの雲は仮説であるが、その存在は確実視されている。
しかし、2008年現在、オールトの雲の直接証拠は見つかっていない。
オールトとは何者なのか?
ヤン・オールトはオランダの天文学者である。
恒星の運動を統計手法によって解析し、次の事項を解明した。
- 銀河系は回転している
- 太陽は約2万2500年で銀河系を公転している
- 銀河系の中心に近い恒星は公転周期が短い
- 銀河系の質量は太陽の1000億倍である
国際天文学連合の会長を務め、1992年に92歳で没した。
オールトの雲と彗星
オールト雲は外側と内側に区分されている。
外側は太陽系を球殻状に取り囲んでいるが、内側はディスク状に取り囲んでいる。
これが太陽に接近すると、太陽風で尾が生じて彗星となる。
オールトの雲の候補天体
オールトの雲は直接観測されていないが、次の天体がオールトの雲の属すると考えられている。
(90377) セドナ
セドナは非常に赤い。
太陽系では火星の次に赤い天体である。
赤さの理由は分かっていない。
(148209) 2000 CR105
直径253キロメートル程度の天体である。
2006 SQ372
SDSS[Sloan Digital Sky Survey]によって発見された天体である。
近日点は海王星軌道に近いが遠日点は2000AUもある。
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参考文献・サイト
Oort Cloud
The Oort Cloud - Long Period Comets
Comet
2008/09/16