ホーキング織野の

サラリーマン、宇宙る。

ゼロからわかる図解最新宇宙論

ハッブルが膨張宇宙を発見すると、天文学の世界は二つに割れました。
宇宙に始まりがあったと考えるビッグバン宇宙論と、宇宙に始まりはなく、空間から物質が次々と生まれるという定常宇宙論です。



30年以上の論争の末、バッグバンの証拠となる宇宙背景放射が発見され、ビッグバン宇宙論が優勢となりました。



ビッグバン宇宙論では、宇宙は137億年前に一点から始まり今も膨張を続けていると考えます。
ビッグバンの直後は高温高圧の世界です。物質は存在できませんでした。



やがて宇宙の膨張とともに温度が下がり原子核ができました。
このときはまだ原子核は電子を捕まえることができないので、原子核と電子は別々に宇宙を飛び回っていました。



電子は光を散乱します。
飛び交う電子によって、光は散乱するため直進できません。
このとき宇宙は不透明だったのです。



ビッグバンから38万年後、原子核が電子を取り込みました。
光は散乱されなくなり直進するようになったのです。
宇宙が透明になったこの瞬間を宇宙の晴れ上がりといいます。



宇宙の晴れ上がりのときに直進した光が、宇宙の膨張にともなって伸び、今日の宇宙背景放射になりました。



宇宙はビッグバンから始まったと思われていますが、少し違います。
ビッグバンの直前にインフレーションが起こりました。



誕生直後の宇宙は急激な膨張を起こしたのです。
これがインフレーションです。
インフレーションを経て、熱が放出されビッグバンが起こりました。



このゼロからわかる図解最新宇宙論は、カラフルなイラストが分かりやすい本です。

天文・宇宙のライブラリー

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2009/05/16



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