サラリーマン、宇宙を語る。

 HOME |  さくいん |  サイトマップ |  このサイトについて |  水星探査機メッセンジャー |  H-IIBロケット |  初心者のための天体望遠鏡入門 |  太陽系 |  球状星団 |


スポンサ−ドリンク





天文年鑑〈2011年版〉
天文年鑑編集委員会
4416210175



藤井旭の天文年鑑―スターウォッチング完全ガイド〈2011年版〉
藤井 旭
4416210183

火星の地下の氷海を語る。

トップページ太陽系の目次火星火星の地下の氷海

火星の地下には、凍った海があるらしい。
マーズエクスプレスによって、赤道付近のエリシウム平原[Elysium Planitia]の一部に、洋上の割れた浮き氷に似た形状の地形が撮影された。
ダストや火山灰に覆われているこの地形は、800km〜900kmに渡って広がっている。


出展:ESA ESA's Mars Express sees signs of a‘frozen sea’


ESAの見解では、この地域のダストや火山灰の下には、凍った海が広がっているという。
この海の起源となった水は、地下から湧き出したものだ。
湧き出した水は低温のために凍ってしまう。


水の表面が凍った状態で、下層の水が動いたので、表面の氷が割れてしまう。
割れた浮き氷が散在した状態で、海全体が凍りつき、その上を堆積物や火山灰が覆って今の地形になったのだ。
この海の深度は45mと推定されている。


火星の表面で、氷が形をとどめるのは難しい。
気圧が6Paしかないので、氷から直接水蒸気になってしまうのだ。これを昇華という。
(Paは、天気予報でおなじみのヘクトパスカル。地球は1013Paが標準)


このため、今まで火星で氷が確認されたのは極冠や、一部地域の凍った湖しかない。
堆積物や火山灰に覆われているため、昇華しなかったと考えられている。


一方で、米国の研究者たちは、ESAのこの見解を受け入れていない。
米国では、この地形を溶岩によって形成されたものと考え、「凍った海」を否定している。
(惑星地学ニュースVol.17 No.2 June 2005)


周囲のクレーターがまばらであることから、この地はできてから500万年は経過していないと判断されている。



スポンサードリンク






最近気になる星の本


このページのTOP
サラリーマン、宇宙を語る。HOME
サイトマップ



プライバシーポリシー

人気コンテンツ

銀河系太陽系球状星団
アンドロメダ銀河太陽黒点白色矮星
大気圏HR図海王星


参考文献・サイト

ESA Mars Express and the story of water on Mars
ESA ESA’s Mars Express sees signs of a ‘frozen sea’
惑星地学ニュースVol.17 No.2 June 2005

宇宙を語る。HOME
このサイトについて
さくいん

史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
 ↑このサイトの管理人(織野)が
  書いた本です。

太陽系のウンチク
銀河系と恒星のウンチク
星雲と星団のウンチク
宇宙論のウンチク
地球科学のウンチク
宇宙開発のウンチク
研究組織・施設のウンチク
望遠鏡と観測のウンチク
宇宙生物学のウンチク


天文学の用語集
天体望遠鏡の用語集
地球科学の用語集
航空宇宙技術の用語集
地球外生命探査の用語集
太陽物理学の用語集


火星を語る。
フォボスを語る。
ダイモスを語る。
極冠を語る。
火星の気候を語る。
火星の地形を語る。
火星の地下の氷海を語る。
火星の凍った湖を語る。
火星の運河を語る。
火星の自転軸 を語る。
火星の地質年代を語る。
火星の磁場を語る。
火星探査機を語る。
火星の生命探査の歴史を語る。