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電波望遠鏡を語る。

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電波望遠鏡とは

電波望遠鏡はどのように星をみるのか?

天体から来る光を集めて観測する道具が通常の望遠鏡だ。
これに対し、天体から来る電波を集める道具が電波望遠鏡である。



通常の望遠鏡(光学望遠鏡)はレンズ(または凹面鏡)を使って光を集める。
電波望遠鏡はパラボラアンテナで電波を集めるのである。



目に見える光と見えない電波は違うと考え勝ちだが、それは誤りだ。
光も電波も電磁波の一種である。



光学望遠鏡による天体観測はガリレオによって始まった。 このときから光学望遠鏡は400年の歴史を持つ。



一方で、電波望遠鏡による天体観測の歴史は約80年だ。
1931年にジャンスキーが偶然に銀河から来る電波を発見してことが、電波天文学の基点となっている。




電波望遠鏡と電磁波

電磁波は波である。
波の山の頂点から次の山の頂点までの長さを波長と言う。
波長の長い波もあれば、短い波もある。



電磁波は波長が違えば、違う名前で呼ばれている。
波長が約0.4〜0.8μmの範囲であれば、その電磁波は「可視光」と呼ばれる。
100〜1000mの範囲であれば、それはAM放送で使用される電波(中波)だ。



電磁波は長い波長から短い波長にかけて、

ラジオ波→マイクロ波→テラヘルツ波→赤外線可視光線紫外線X線ガンマ線

と名前が変化する。



天体は様々な波長の電磁波を放射する。
その波長が約0.4〜0.8μmの範囲であれば、人間は光として認識する。
100〜1000mの範囲であれば、目に見えないため電波望遠鏡で観測するのである。

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参考文献・サイト

石黒正人「ALMA電波望遠鏡」ちくまプリマー新書, 2009
NRAO:How Radio Telescopes Work
NASA:Radio JOVE

2009/08/23



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