紅炎/プロミネンスを語る。
プロミネンスとは
太陽の光輝く球体の部分を光球という。
光球の周囲は、希薄な大気である彩層で覆われており、さらにその彩層の外側には、プラズマのコロナが広がっている。
時々、光球から火柱のような光が噴出する。
これをプロミネンスと言う。
プロミネンスとは、彩層の一部がコロナ中に吹き上がる現象なのである。
プロミネンスは太陽の磁力線にそって、突出した彩層のガスだ。
地球の大きさをはるかに超える高さにまで達する。
プロミネンスを紅炎と言う場合もある。

プロミネンス
出典:ESA SOHO公式サイト
プロミネンスの特性
水素原子が放つ波長656.28nmの可視光線をHα線といい、赤い色をしている。
プロミネンスはHα線を放つため、本来は赤く見えるはずである。
しかし、光球が非常に明るいため、通常はプロミネンスを確認することはできない。
ところが、皆既日食のときは光球が隠されるため、太陽の周辺からチラチラと赤い炎のようなプロミネンスが肉眼でも見えるようになる。
Hα線のみを選択的に透過するフィルターを利用すれば、日食時でなくてもプロミネンスを確認することができる。
プロミネンスは発生から消滅まで短いもので1日程度であるが、中には数週間、数ヶ月に及ぶものもある。
プロミネンスの大きさは数千キロメートルにも達するが、今まで観測された中で最大のものは、35万キロメートルである。
プロミネンスがなぜ発生するのか、なぜ長期間に渡り形状を維持するのかは、分かっていない。
しかし、太陽磁場が支配的に影響していることは確かなようだ。
ダークフィラメント
プロミネンスは通常、赤い色を示している。
もしプロミネンスが光球の手前にあると、プロミネンスは赤くは見えない。
プロミネンスの部分が暗く見えるのだ。
これは、噴出したガスが、光球の光を吸収するのでその部分が暗く見える。
この黒い部分をダークフィラメントという。
噴出したガスが熱で赤くなるとプロミネンス、光球の光を吸収するとダークフィラメントと呼ばれている。
従って、プロミネンスとダークフィラメントに本質的な違いはない。
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2008/09/16






