ホーキング織野の

サラリーマン、宇宙る。

日食を語る。

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日食とは

は1か月かけて地球の周りを公転する。

がちょうど、太陽の反対側に来ると、真正面から太陽光が当たるので満月となる。
太陽と同じ方向になると、は影の部分を地球に向けているので見ることはできない。
この状態を新月だ。

このようなサイクルを月の運行という。



新月は太陽のすぐそばにいながら、太陽とは重ならない。
の軌道は少し傾いているので、新月は太陽の手前を横切らないのだ。



ときどき、の軌道が太陽面と重なるときがある。
このタイミングで新月になると、太陽によって隠されてしまう。
この現象を日食という。



が完全に太陽を隠すと皆既日食、一部を隠す日食を部分日食という。




日食の種類

太陽の見かけの大きさは、ほとんど同じだ。
太陽がピタリと重なりあう日食を皆既日食という。



太陽の周囲には、彩層コロナがある。
普段は太陽光がまぶしすぎて彩層コロナを見ることができない。
皆既日食の間は、太陽光が遮られるので彩層コロナを見ることができる。



新月の位置が太陽の中心からずれた場合、皆既日食とはならず部分日食になる。



ある地域で皆既日食が見えた場合、その周囲の地域では部分日食となる。



日食と地球の自転

中国の歴史は長く、古い天文現象の記録も残されている。
日食の記録は4000年前までさかのぼることが可能だという。



今日のシュミレーションによって過去の日食を再現することが可能だ。
ところが、シュミレーションによる日食と実際の記録を照合すると、日食が観測された地域が一致しないことが知られている。
日食はシュミレーションに対して、実際には3000キロメートル離れた地域で観測されているのだ。



これは地球の自転が次第に遅くなってきたことを意味している。



月の引力は海水を引き付ける。
これが潮の満ち引きの原因となる。



潮の満ち引きは海水の移動を伴う。
これが、地球の自転にブレーキをかけるので地球の自転は遅くなっていくのである。
この作用を潮汐という。




今後の日食

今後、世界で観測可能な日食を説明する。



2010年1月15日

金環食
日本では西日本中心に部分日食になる。



2010年7月11日

皆既日食
ポリネシア、チリ南部、アルゼンチン南部で観測可能。
日本では観測できない。



2011年1月4日

部分日食



2011年6月2日

部分日食
日本では北日本で観測可能。



2011年11月25日

部分日食



2012年5月21日

金環食
関東地方の大部分、その他の地域の一部で金環食が観測可能。



2012年11月14日

皆既日食
日本では観測不可能

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参考文献・サイト

石田ケイ一「宇宙の科学/理科年表読本」丸善,1997
NASA Eclipse Web Site
Sky & Telescope magazine:How to Watch a Partial Solar Eclipse Safely

2008/03/19
2009/08/09



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