古生代を語る。
古生代とは
古生代は、先カンブリアン代と中生代の中間にある地質時代である。
顕生代は、古生代から始まる。
区分 | 始まり | ||
顕生代 | 新生代 | 第四紀 | 260万年前 |
新第三紀 | 2300万年前 | ||
古第三紀 | 6600万年前 | ||
中生代 | 白亜紀 | 1億4500万年前 | |
ジュラ紀 | 2億年前 | ||
三畳紀 | 2億5100万年前 | ||
古生代 | ペルム紀(二畳紀) | 2億9900万年前 | |
石炭紀 | 3億5900万年前 | ||
デボン紀 | 4億1600万年前 | ||
シルル紀 | 4億4400万年前 | ||
オルドビス紀 | 4億8800万年前 | ||
カンブリア紀 | 5億4200万年前 | ||
先カンブリア時代 | 原生代 | 25億年前 | |
始生代 | 38億年前 | ||
冥王代 | 46億年前 |
生物種の急激な増加(カンブリア爆発)に始まり、地球規模での大量絶滅までの期間である。
古生代は次のような特色を持つ時代である。
- 多種多様の生物種が急激に増えた(カンブリア爆発)
- バージェス動物群が発生した
- 魚類が出現した
- 植物、脊椎動物が上陸した
- シダ植物が繁栄した
- パンゲアが誕生した
- 大量絶滅が起こった
古生代の区分
カンブリア紀
古生代はカンブリア紀から始まる。
カンブリアとはウェールズ地方の古名である。
この時代の岩石がウェールズ地方から出土したことからカンブリア紀と命名された。
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オルドビス紀
カンブリア紀の次がオルドビス紀である。
古生代の二番目の紀だ。
オウムガイ、三葉虫が栄えた。
甲冑魚のような魚類も登場した。
オルドビスは、ウェールズ地方に居住したオルドビス部族に由来する。
この時代の岩石はウェールズ地方から出土したからだ。
大気中の酸素が増加し、オゾン層が形成された。
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シルル紀
古生代の三番目がシルル紀だ。
植物が陸上に進出し、昆虫が出現した。
脊椎動物も登場した。
南半球にはゴンドワナ大陸が出現した。
シルル紀の名称は、ウェールズ地方に居住したシルル部族に由来する。
ゴトランド紀という別名もある。
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デボン紀
古生代の四番目がデボン紀だ。
デボン紀の名称はイギリス南部のデボン州に由来する。
この時代の岩石がデボン州から出土したことからデボン紀と命名された。
硬骨魚類が繁栄し、両生類が誕生した。
多様な魚類の化石が多く出土することから魚の時代と呼ばれている。
種子植物の誕生もこの時代である。
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石炭紀
デボン紀の次が石炭紀である。
この時代の地層に多くの石炭が含まれることから、石炭紀の名称がついた。
古生代の五番目になる。
両生類が地上を開始し、爬虫類も出現した。
前半をミシシッピ紀、後半をペンシルバニア紀と区分するケースもある。
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ペルム紀
古生代の最後がペルム紀だ。
ペルム紀の名称は、ロシアのペルミという都市名に由来する。
二畳紀と呼ぶ場合もある。
ペルム紀の末には、地球の生命史上最大の大量絶滅が発生した。
海生生物の95%以上が絶滅した。
三葉虫の絶滅はこのときである。
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参考文献・サイト
University of California Museum of Paleontology
2008/02/27
2009/03/01