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藤井旭の天文年鑑―スターウォッチング完全ガイド〈2011年版〉
藤井 旭
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マーズ・サイエンス・ラボラトリ[MSL]を語る。

マーズ・サイエンス・ラボラトリとは

2008年11月、火星探査機フェニックスのミッションが完了した。
火星の表層下に氷を発見したものの、期待されていた有機物の検出には至らなかった。



マーズ・サイエンス・ラボラトリ[MSL]は、NASAがフェニックスの次に投入する火星探査機である。
NASAの火星探査プランでは、生命を直接検出することはせず、火星が生命の生存に適した環境であるかどうかを探査する。
マーズ・サイエンス・ラボラトリはこの火星探査プランの一環として実施される。
打ち上げは2011年秋の予定である。



キュリオシティ
マーズ・サイエンス・ラボラトリ(キュリオシティ)
出展:NASA:Mars Science Laboratory WEB

フェニックスがランダーであるのに対し、マーズ・サイエンス・ラボラトリ[MSL]はローバーである。つまり火星面を移動できるのだ。

過去の火星は微生物が生存できる環境だったのか?
また、現在もなお、微生物が生存できる環境なのか?
マーズ・サイエンス・ラボラトリ[MSL]の目的はこれらを解明することである。



マーズ・サイエンス・ラボラトリ[MSL]は、かつて送り込まれたどの探査機よりも重装備だ。
まさに実験室(ラボラトリ)そのものを火星に降下させると言っていいだろう。



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