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ベテルギウスを語る。

オリオン座には2つの1等星がある。
オリオン座の肩にあるのがベテルギウスで、左足にあるのがリゲルである。
ベテルギウスはオリオン座のアルファ星なのだ。



日本では、古くからベテルギウスはリゲルとペアとみなされてきた。
赤いベテルギウスと、青いリゲルは源平星とも呼ばれている。



平安時代末期、平家と源氏が政権を争った。
平家は赤い旗、源氏は白い旗を掲げていた。
ここから赤いベテルギウスを平家星、青いリゲルは源氏星と呼ばれるようになった。



なお、運動会などで赤組・白組に分かれるが、これは源氏と平家の争いに由来する。



ベテルギウスは非常に目立つ。
このため、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとともに冬の大三角形と呼ばれている。



若く青白い星が多い、オリオン座の中でベテルギウスの赤さは目だっている。
その理由はベテルギウスが赤色巨星であることによる。



ベテルギウスは半規則変光星[SR]でもある。
おおよそ5.8年周期で、0.0〜1.3等の変光範囲である。
半規則変光星はSRA、SRA、SRC、SRDの4種類がある。
赤色巨星はSRCなので、ベテルギウスはSRCに分類される。



5.7年と150日〜300日の二つの変光周期が重なっているようだ。
脈動によってベテルギウスの直径は太陽の約550倍〜920倍の範囲で変化する。



ベテルギウスはとにかく大きい。
もし、ベテルギウスを太陽系の中心に置くと、ベテルギウスの光球面は木星近くになる。
つまり、火星はおろか小惑星のメインベルトまで、スッポリとベテルギウスに入ってしまうだ。



赤色巨星なので、スペクトル型はM型である。
ベテルギウスは、最も実視等級の大きいM型の恒星である。



ベテルギウスは、オリオン座の他の恒星と同様にオリオンOB1アソシエーションの一員である。
質量が極めて大きいため、水素核融合反応のスピードが速い。
このためたちまち年を取り、わずか6000万年で赤色巨星になってしまった。




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2008/01/19

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