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表面境界外気圏[SBE]を語る。

質量が十分に大きい天体は、一般に大気圏を持つ。
大気は高度によって性質が変化するため、いくつかの層に分離して考える場合が多い。
地球の場合、大気圏は地表に近い側から、対流圏成層圏中間圏熱圏外気圏に分離される。


外気圏は、大気圏の最外層(最上層)であり、ほぼ真空に近い。
重力の影響が小さいため、気体分子が微量ずつ宇宙空間へと逃げていってしまう。


が持つ大気は極めて薄い。
重力が小さいため、濃い大気を地表付近に留めることができないからだ。


月の大気の総量は40トン程度である。
月全体の表面積で考えれば、40トンの大気はほとんど真空と言っていいだろう。


月の大気は薄いと言うよりも、外気圏が直接月面に接していると考えることができる。
月に限らず、このように極めて薄い大気を表面境界外気圏[Surface boundary exosphere:SBE]という。


表面境界外気圏[SBE]を持つ天体は月以外にもいくつかある。水星ガニメデエウロパなどだ。




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