サラリーマン、宇宙を語る。

 HOME |  さくいん |  サイトマップ |  このサイトについて |  水星探査機メッセンジャー |  H-IIBロケット |  初心者のための天体望遠鏡入門 |  太陽系 |  球状星団 |


スポンサ−ドリンク





天文年鑑〈2011年版〉
天文年鑑編集委員会
4416210175



藤井旭の天文年鑑―スターウォッチング完全ガイド〈2011年版〉
藤井 旭
4416210183

会合周期を語る。

トップページ天体望遠鏡と観測の目次>天体の運行>会合周期

会合周期とは

地球や他の惑星太陽の周囲を異なった周期で公転している。
このため、太陽・地球・惑星の位置関係は刻々と変化する。

時々、地球から見て、外惑星が太陽の正反対に来ることがある。
この状態を「」という。



例えば土星が、夜中の0時に南中したとする。
このときが土星の「」だ。
土星が太陽の正反対にいるのだから夜中の0時に南中するのだ。



地球は365日かけて太陽を公転する。
1年後の同じ日、土星は衝にならない。
土星も公転しているため、地球が1公転する間(365日間)にも、土星は少し進んでいる。



再び、土星と衝になるためには、地球は「前回の衝の位置から少し進んだ土星」に追いつかなくてはならない。
そのためには、地球はさらに13日間ほどの日数を必要とする。



結局、前回の衝から次の衝まで約378日を要することになる。



このように衝から次の衝までの期間を会合周期という。
会合周期は、太陽・地球・惑星の位置関係が同じになる周期である。


各惑星の会合周期
水星115.88日
金星583.92日
火星779.94日
木星398.88日
土星378.09日
天王星369.66日
海王星367.49日

出展:天文年鑑

各惑星の会合周期を左表に示す。

この表を見て「あれっ!地球がない」と思ってはいけない。



会合周期は、太陽・地球・惑星の3つが同じ配置になる周期だ。
だから「地球の会合周期」はない。
(火星から見た各惑星の会合周期なら「地球の会合周期」もありえるだろうけど・・・)



会合周期は位置関係が同じになる周期なので、「衝から衝」に限らない。
から」、「東方最大離角から東方最大離角」でも会合周期である。




会合周期の計算方法

他の惑星の公転周期を直接観測して求めることは難しい。
惑星も地球も、刻々と公転しているからである。



一方で、会合周期は直接観測して求めることができる。
公転周期は、観測で知った会合周期から計算で求めるのだ。



土星が南中する時刻は観測で知ることができる。
毎夜、繰り返し観測すると、だんだんと南中時刻が変化していく様子が分かる。
観測を続けることによって、夜中の0時に南中する日を特定することができるはずだ。



「夜中の0時に南中する日」がだ。
夜中の0時に南中するのは、太陽の正反対に来ているからである。



この日から、次の衝までの期間が会合周期になる。
このように、会合周期は観測から求めることができるのだ。



計算による会合周期の求め方は、外惑星の場合と内惑星の場合で符号が逆になる。
それぞれを説明しよう。



外惑星の会合周期の計算方法

外惑星と地球の会合周期をS年、外惑星の公転周期をP年とする。
当然、Sは観測によって直接求められている。



地球が1年で公転する角度は360度である。
外惑星は同じ期間(1年間)に360/Pだけ公転する。
1周360度を、1周する年数Pで割るので、1年あたり360/P公転するのである。



地球と外惑星は公転によって、1年間で(360-360/P)の角度の差が生じることになる。
地球が360度回ると、外惑星は360/Pだけ余計に進んでいるからである。



この角度の差(360-360/P)度が、積み重なって360度になるまでの年数が会合周期Sになる。
従って、PとSとの関係式は次のようになる。
(360-360/P)×S=360



これを整理すれば
(1/S)=1-(1/P)
となる。



観測で求めた会合周期をPに代入し、Sについて解けばいい。



内惑星の会合周期の計算方法

内惑星と地球の会合周期をS年、内惑星の公転周期をP年とする。
当然、Sは観測によって直接求められている。



地球が1年で公転する角度は360度である。
内惑星は同じ期間(1年間)に360/Pだけ公転する。
1周360度を、1周する年数Pで割るので、1年あたり360/P公転するのである。



地球と内惑星は公転によって、1年間で(360/P-360)の角度の差が生じることになる。
内惑星の公転周期Pは、1年より短い。
このため、360/Pは360よりも大きな値になる。

そのため、(360/P-360)は正の値になる。
外惑星の場合は(360-360/P)であった。



この角度の差(360/P-360)度が、積み重なって360度になるまでの年数が会合周期Sになる。
従って、PとSとの関係式は次のようになる。
(360/P-360)×S=360



これを整理すれば
(1/S)=(1/P)-1
となる。



観測で求めた会合周期をPに代入し、Sについて解けばいい。


スポンサードリンク






最近気になる星の本


このページのTOP
サラリーマン、宇宙を語る。HOME
サイトマップ



プライバシーポリシー

人気コンテンツ

銀河系太陽系球状星団
アンドロメダ銀河太陽黒点白色矮星
大気圏HR図海王星


参考文献・サイト


2008/03/09

宇宙を語る。HOME
このサイトについて
さくいん

史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
史上最強カラー図解 宇宙のすべてがわかる本
 ↑このサイトの管理人(織野)が
  書いた本です。

太陽系のウンチク
銀河系と恒星のウンチク
星雲と星団のウンチク
宇宙論のウンチク
地球科学のウンチク
宇宙開発のウンチク
研究組織・施設のウンチク
望遠鏡と観測のウンチク
宇宙生物学のウンチク


天文学の用語集
天体望遠鏡の用語集
地球科学の用語集
航空宇宙技術の用語集
地球外生命探査の用語集
太陽物理学の用語集


ラグランジュポイント
軌道要素
春分点と秋分点
歳差
会合周期
月食
日食
惑星現象(惑星の運行)
月の運行
年周視差
光行差
天文学の単位
太陽日と恒星日
太陽時と恒星時
太陽年(回帰年)と恒星年
均時差







DVDではじめる天体観察入門 (アスキームック)
DVDではじめる天体観察入門 (アスキームック)




すばる望遠鏡〜世界一の天体望遠鏡が見た宇宙〜 [DVD]
B00005I5NP





Vixen 天体望遠鏡 ポルタUA80Mf
B0027VXMJ6





Canon PIXUS インクジェット複合機 MP640
B002OB3OCY