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天文年鑑〈2011年版〉
天文年鑑編集委員会
4416210175



藤井旭の天文年鑑―スターウォッチング完全ガイド〈2011年版〉
藤井 旭
4416210183

太陽科学&太陽物理学の用語集

トップページ太陽系の目次太陽太陽科学&太陽物理学の用語集

英数字

AU

太陽-地球間の平均距離を基本とする単位。
天文単位ともいう。
約1億5000万キロメートルである。
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CNOサイクル

恒星は核融合反応でエネルギーを放っている。
4つの水素からヘリウムが生成される核融合反応のプロセスには複数あり、その中のひとつがCNOサイクルである。
このプロセスにはC(炭素)・N(窒素)・O(酸素)が関連することからCNOサイクルと命名された。



CME

コロナから大量の物質が一気に放出される現象で、コロナ質量放出ともいう。
放出の模様は、コロナグラフによって観測することができる。
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Hα線

水素原子の線スペクトルのうち、波長656.28nmの電磁波をいう。



HR図

スペクトル型と絶対等級との関連を図示したチャート。
ヘルツスプルング-ラッセル図ともいう。この図を考案した人物名に由来する。
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IMF

太陽風の影響で、太陽系全体に広がった太陽の磁場。
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LWSプログラム

NASAの太陽観測プログラム。
リビング・ウィズ・スターの略。
太陽と地球とのかかわりについて究明する。



SOHO

太陽観測衛星



SST

Swedish 1-meter Solar Telescopeの略。
スウェーデンの太陽物理学会が所有する太陽望遠鏡。



STEREO

太陽観測衛星



暗部

太陽黒点の中心部にある黒い部分を暗部という。



ウィルソン効果

太陽の自転に伴って、太陽黒点は太陽の縁へ近づいていく。
太陽黒点の暗部と半暗部の面積比は、太陽黒点が縁へ近づくにしたがって減少する。
つまり、暗部が見えにくくなって半暗部のみが目立つようになるのだ。
この現象をウィルソン効果と呼ぶ。

黒点は太陽表面でクレーターの様に凹面になっていることが、ウィルソン効果の原因である。



宇宙天気予報

太陽でフレアが発生すると、磁気嵐等の影響が地球に発生する。
人工衛星の電子機器にも障害が発生し、船外活動中の宇宙飛行士にも危険が及ぶ。
磁気嵐等の影響を事前に把握する活動を宇宙天気予報という。
スペースウェザーという場合もある。
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エックス線

電磁波の一部 [..さらに詳しく見る..]



オーロラ

北極圏、南極圏の上空大気で発生する発光現象。



核融合反応

原子核同士が合体して、別の原子核になる現象。
核融合反応は太陽が輝く原理である。



可視光線

電磁波の一部 [..さらに詳しく見る..]



ガンマ線

電磁波の一部 [..さらに詳しく見る..]



暗い太陽のパラドックス

地球誕生初期の太陽は現在よりも、25%暗かった。
これだけ暗いと地球全体が凍結するはずである。
しかし、この時代、完全に凍結したという証拠は得られていない。
この謎を暗い太陽のパラドックスという。
地球誕生初期の大気は二酸化炭素が高濃度であったため、温室効果により凍結を免れたと考えられている。



光球

太陽のギラギラと光輝く部分を光球という。
その周囲を取り囲む薄いガスの層が彩層である。



黒体輻射

黒体放射のこと。



黒体放射

物体は温度に応じた電磁波を放射する。
これを黒体放射という。



黒点

太陽の表面にポツポツと観測される黒色の点を「太陽黒点」、または単に「黒点」という。
光球黒点の温度は6000度であるが、黒点の温度は4000度である。
黒点も光を放っているが、周囲の光に比較して弱いため黒く見える。
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コロナ

太陽の大気をコロナという。
大気といってもコロナは気体ではなく、プラズマである。
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コロナ加熱問題

太陽の光球面は6000度程度であるのに、その周囲のコロナは数100万度もある。
太陽の熱源は太陽の中心部にある。
このため光球面よりも外側のコロナが高温であることは奇妙なことである。

コロナが非常な高温に加熱されるメカニズムは究明されていない。
この謎をコロナ加熱問題という。
太陽の磁場が寄与していると考えられている。



コロナ質量放出

コロナ質量放出とは、コロナから大量の物質が一気に放出される現象をいう。
CMEともいう。
放出の模様は、コロナグラフによって観測することができる。
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コロナホール

太陽の周囲のコロナの分布にはムラがある。
コロナがある場所とコロナがない場所(または、コロナが薄い場所)が、入り混じっているのだ。
コロナのない場所をコロナホールという。
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コロナループ

太陽の光球上でアーチ状になったプラズマをコロナループという。
コロナループは黒点のすぐ近くに現れる。
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彩層

太陽のギラギラと光輝く部分を光球という。
その周囲を取り囲む薄いガスの層が彩層である。
彩層の厚さは2000から3000km程度である。
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紫外線

電磁波の一部 [..さらに詳しく見る..]



磁気嵐

地磁気は太陽の活動の影響を受け、変動することがある。
これを磁気嵐という。 [..さらに詳しく見る..]



磁気リコネクション

磁力線のつながり方が変化することを磁気リコネクションという。
太陽の表面で磁気リコネクションが起こると、磁場のエネルギーが解放される。
それが、熱エネルギーに変化し太陽大気の温度を急上昇させ太陽フレアが発生する。



スピキュール

太陽光球面から突き出した様に見えるガスのジェットをスピキュールという。
スピキュールは、磁力線に沿ってガスが移動することによって形成される。



周辺減光

太陽を観測すると、光球の中心に比べ縁が少し暗いことが分かる。
この現象を周辺減光という。



周辺減光
出展:NASA:Solar Physics

太陽光球の中央部から発した光も、縁から発した光も太陽大気の中を通過して地球に達する。
縁から発した光は、より長く太陽大気の中を通過しなくてはならない。
このため、光が弱まり周辺が暗くなる。



主系列星

水素の核融合反応が輝く恒星を主系列星という。
夜空で輝くほとんどの恒星は、主系列星である。
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シュペーラーの法則

太陽黒点は太陽表面にランダムに出現するのではない。
太陽黒点の出現する場所は、約11年周期(太陽周期)に連動して変化する。

新しい太陽周期が開始すると太陽黒点は緯度40度前後に出現する。
その後、太陽黒点の出現する緯度は徐々に低下し、太陽活動のピーク時期には約15度近辺に出現する。

太陽周期の末期には、5度〜10度の範囲に黒点が出現し、11年の周期が完了する。

このような太陽周期に対応した太陽黒点の出現する緯度の規則的変化をシュペーラーの法則という。



水素

元素の一種。元素番号1。宇宙で最も多い。



赤外線

電磁波の一部 [..さらに詳しく見る..]



ダークフィラメント

彩層の一部がコロナ中に噴出したものをプロミネンス(紅炎)という。
プロミネンスが光球の手前にあると、プロミネンスが光球の光を吸収するので、その部分が暗く見える。
この黒い部分をダークフィラメントという。



ダイナモ理論

惑星や太陽に磁場を発生させるメカニズムの理論
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太陽活動周期

太陽の活動は約11年周期に繰り返される。
これを太陽活動周期、またはソーラーサイクルという。
11年の周期で、黒点、フレア、プロミネンス、CME、コロナホールも変化する。

太陽活動周期には番号が与えられている。
1755年に始まった太陽活動周期をサイクル1と決め、以後、極小から次の極小までの期間を単位サイクルとしてカウントしていく。
2008年1月から、サイクル24が始まった。
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太陽圏

太陽風が行き渡っている空間を太陽圏という。
ヘリオスフィアともいう。



太陽圏界面

太陽圏と恒星間空間との境界面を太陽圏界面という。
ヘリオポーズともいう。
ここでは、太陽風が恒星間物質と混ざり合っている。



太陽光発電

太陽からのエネルギーを利用する発電。



太陽定数

太陽の放射の基準量を示す定数を太陽定数という。
その値は約1.366kW/m2である。

太陽定数は、「地球の大気圏外で、太陽に正対する(太陽の真正面を向いた)1平方メートルの面積が、1秒間に太陽から受け取るエネルギー」として定義される。
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太陽電池

太陽エネルギーを電気エネルギーに変換する装置。



太陽電波

太陽から放射される電波を太陽電波という。
太陽電波は、1942年にジェームス・ヘイによって発見された。



太陽ニュートリノ問題

太陽は核融合反応で輝いている。
この核融合反応に伴ってニュートリノを放出している。
実際に観測されるニュートリノの量は、理論的な予測値よりも少ないことが確認されている。
この謎を太陽ニュートリノ問題という。



太陽風

太陽が常に放出している荷電粒子の流れを太陽風と呼ぶ。

太陽の重力を振り切って粒子を加速させるメカニズムは解明されていない。
コロナの熱伝導と強力な磁場の作用で、コロナ中の粒子が加速するのではないかと考えられている。
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太陽風加速問題

太陽風は秒速約1000kmにも達する。


巨大な太陽の重力を振り切って、粒子をこのスピードまで加速させるメカニズムは解明されていない。
この謎を太陽風加速問題という。 コロナの熱伝導と強力な磁場の作用で、コロナ中の粒子が加速するのではないかと考えられている。



太陽望遠鏡

天体望遠鏡の中で、太陽の観測を専門とするものを太陽望遠鏡という。
たとえば、ウィルソン山天文台には3台の太陽望遠鏡が設置されている。



蝶型図

太陽黒点が出現する緯度は、太陽活動周期に連動して変化する。
この様子を図示すると、蝶がハネを広げたように見える。
このことから、年月と太陽黒点が出現する緯度の関係のグラフを蝶型図という。
蝶々図、バタフライ・ダイアグラムとも呼ばれている。



天文単位

太陽-地球間の平均距離を基本とする単位。
約1億5000万キロメートルである。
AUと略す。
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肉眼黒点

太陽黒点の中で、大きいサイズのものは肉眼でも確認することができる。
これを肉眼黒点という。



日面通過

地球から見て、水星金星が太陽の光面手前を横切る現象を日面通過という。
太陽面通過ともいう。



日食

太陽を隠す現象。
新月時に、月の軌道が太陽と重なると起こる。
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年周視差

地球の位置によって、遠くの星よりも近くの星が動いて見える現象。
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白色矮星

赤色巨星の外層は重力による束縛が弱いので、ガスは容易に宇宙空間へと離散してしまう。
一方で、赤色巨星の中心には、核融合反応の結果生じたヘリウム(または、それ以上に重い元素)の芯が出来上がる。
外層のガスがすべて散逸し、この芯がムキ出しになった天体を白色矮星という。
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白斑

太陽の光球面に出現する白色の斑状の模様。
光球面よりも明るい。



半暗部

太陽黒点の中心部にある黒い部分を暗部という。
これに対し、周辺の薄暗い部分を半暗部という。



フォーブッシュ減少

太陽活動の影響で宇宙線の量が低下する現象。
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フラウンホーファー線

太陽光のスペクトルを精密に観察すると、所々黒い線によって連続スペクトル分断されている部分がある。
ある波長だけ、光が抜き取られているようだ。
このような連続スペクトルを分断する黒い線を、フラウンホーファー線(または暗線)という。
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プラズマ

高温のため、原子が原子核と電子に分離し共存している状態。



フレア

太陽の表面で発生する爆発をフレアという。
フレアは主に黒点の周囲で発生し、小規模なもので数時間、大規模なものでは数日間継続する。
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プロミネンス

プロミネンスとは、彩層の一部がコロナ中に吹き上がる現象のことである。
紅炎とも言う。
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ヘリウム

元素の一種。元素番号2。宇宙で2番目に多い。



ヘリオシース

末端衝撃波面から太陽圏界面(ヘリオポーズ)の間の領域。



マウンダー極小期

1640年代から1710年代までの約70年間は、極めて太陽が不活発であった時期であった。
この期間をマウンダー極小期という。
この間、太陽黒点がほとんど観測されなかったのだ。
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メトン周期

19太陽年の長さは、235朔望月にほぼ一致する。
これをメトン周期という。
紀元前433年にメトンが発見した。



リム

太陽の縁をリムという。



粒状斑

太陽光球面を覆っている微細な模様を粒状斑という。
光球を構成しているガスは熱で対流している。
このため、グツグツと煮立つイメージで粒状斑ができている。



惑星状星雲

質量が太陽の0.5〜8倍程度の恒星は、水素が少なくなると膨張し赤色巨星へと移行する。
このとき、外層のガスは重力の束縛を振り切って、宇宙空間へと散逸していく。
ガスを失った星は、中心核のみがムキだしとなり白色矮星になる。

周囲に広がったガスは、中心の白色矮星の放射に刺激を受け電離し発光する。
これが惑星状星雲である。
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