ホーキング織野の

サラリーマン、宇宙る。

宇宙&天文学用語集

宇宙&天文学用語集は、天文学・宇宙・天体に関する重要語を集めた用語辞典である。





マ行

マーキュリー計画

米国初の有人宇宙飛行計画。1959年から1963年にかけて実施され、計6名を宇宙へ送り出し生還させた。マーキュリー計画は、その後のジェミニ計画、アポロ計画へと引き継がれていく。[..さらに詳しく見る..]



マーズ500

ESAとロシア連邦宇宙局が実施した地上の設備を使っての仮想の有人火星探査ミッション。火星探査に必要な往復2年半の間をシミュレートし、完全な閉鎖環境で活動するクルーたちの精神や身体の状態を調査する。宇宙船を模した設備の中に6名のクルーが搭乗し、520日に渡って仮想的な火星探査を実施した。[..さらに詳しく見る..]



マーズ・エクスプレス

ESAが運用する火星探査機。2003年12月25日に火星の周回軌道に到達して以来10年以上に渡って運用が続いている。[..さらに詳しく見る..]



マーズ・サイエンス・ラボラトリ

マーズ・サイエンス・ラボラトリ[MSL]は、NASAがフェニックスの次に投入する火星探査機である。
過去の火星は微生物が生存できる環境だったのか。
また、現在もなお、微生物が生存できる環境なのか。
マーズ・サイエンス・ラボラトリ[MSL]の目的はこれらを解明することである。
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マーズワン

2025年までに火星への移民を目指す民間非営利団体。創設者はオランダの実業家バス・ランスドルプ氏。2018年5月に無人探査機で火星での水資源の確保等を確認したのち、2025年から2年間隔で4人ずつ火星に送りこんでいく。[..さらに詳しく見る..]



マイクロクエーサー

クエーサーは遠方の天体であるが、クエーサーと類似した性質を持った銀河系内の天体をマイクロクエーサーという。



マイケルソン・モーレーの実験

アルバート・マイケルソンとエドワード・モーリーが1887年に行ったエーテルを探すための実験。この実験でエーテルの存在が否定されたことから光速が不変であることが確認され、後の相対性理論に結びついた。



マウンダー極小期

1640年代から1710年代までの約70年間は、極めて太陽が不活発であった時期であった。
この間、太陽黒点がほとんど観測されなかったのだ。
この期間をマウンダー極小期[Maunder Minimum]という。
研究者マウンダーの名にちなんでいる。
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膜宇宙論

宇宙論の仮説の一つ。3次元空間と時間で構成される宇宙はさらに高次元の時空にある膜だと考える。



マグニチュード

震源で発生した地震の規模。これに対し地表の揺れ(地震動)の尺度が震度。一回の地震でマグニチュードは一つしかないが、震度は場所によって異なる。[..さらに詳しく見る..]



マグネター

中性子星は自転に伴って電波をパルス状に放射する。
このような中性子星をパルサーと呼ぶ。
中性子星の自転スピードが極端に速いと強力な磁場が作られる。
このような中性子星をマグネターという。
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マグマ

地中の熱によって溶けたマントル。マントルはコチコチの固体であるが熱で溶けてマントルとなる。マグマはマントルよりも密度が小さいため、マントルの隙間を見つけて上昇し、地殻の中に集ってマグマ溜まりとなる。[..さらに詳しく見る..]



マグマ・オーシャン

惑星の表面が、高熱によりドロドロに溶けた岩石(マグマ)で覆われた状態。マグマ・オーシャンのとき、鉄やニッケルは重いので中心へと沈み核となる。反対に軽い物質(ケイ素)が浮き上がり地殻になる。



マケマケ

準惑星の一つ。太陽系外縁天体の中では冥王星型天体に分類される。



マゼラン(探査機)

NASAが1989年5月に打ち上げた金星探査機。1990年8月から1994年10月まで金星の極軌道を周回しレーダーで金星全体の地形図を作成した。スペースシャトルから射出された初の惑星探査機でもある。ミッションの後半には、意図的に金星の大気の抵抗を受けて減速し、探査機の軌道を変える(エアロブレーキング)実験を行った。



マックスウェル山

金星最大の山。標高は12キロメートル。裾野の直径は10キロメートルしかないので、マックスウェル山は非常に縦長な山なのである。[..さらに詳しく見る..]



末端衝撃波面

太陽系の外縁に達した太陽風は、星間物質や星間磁場の影響で急減速される。
この領域を末端衝撃波面という。
2004年12月、ボイジャー1号が末端衝撃波面に到達した。
(ただし2003年2月とする主張もある)



マッチョ

白色矮星、中性子星、褐色矮星、小型のブラックホールをまとめてMACHO[マッチョ:Massive Compact Halo Object]と呼ぶ。
マッチョはダークマターの候補になっている。
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マニクアガン・クレーター

ケベック州(カナダ)にある直径約100kmのクレーター。2億1400万年前に、直径5kmの隕石が衝突して誕生した。[..さらに詳しく見る..]



まゆ星雲

はくちょう座散光星雲。IC5146。太陽系からの距離は約4000光年



マリナー計画

NASAが実施した初期の惑星探査計画。水星金星火星への探査と、それに伴うフライバイや周回の技術を検証した。マリナー1号からマリナー10号までが打ち上げられ、そのうちの7機が成功した。マリナー11号、12号はボイジャー計画に変更された。[..さらに詳しく見る..]



マリネリス渓谷

火星の赤道にある巨大な渓谷。1971年にマリナー9号の探査で発見された。長さは4000キロメートルで火星全周の20%に達する。最大幅200キロメートル、深さ7キロメートル。火星が冷えるときに生じたクラックであると考えられている。



マルス計画

1960年代から1970年代にかけてソビエトが実施した一連の無人火星探査ミッション。[..さらに詳しく見る..]



満月

地球から見て太陽の反対方向にある月。太陽光を全面で受けているので丸くみえる。月の満ち欠けは、新月→上弦→満月→下弦→新月の順番で起こる。



マントル

地球の地殻のすぐ下の層。地球の全体積の70%を占める。主にかんらん岩で構成される。マントルという言葉からドロドロの流動体をイメージする人がいるが、コチコチの固体である。[..さらに詳しく見る..]



ミール(宇宙ステーション)

ソビエト連邦、ロシアによって建設された宇宙ステーション。冷戦期、ソ連は西側の電子機器を輸出規制のため入手することができなかったが、MSX規格のパソコンはこの規制外だったためソニーのMSX2がミールに搭載されていた。日本人として初めて宇宙に行ったTBSの秋山豊寛氏が滞在したのがミールである。国際宇宙ステーションへロシアが参加することになったためミールは放棄され、2001年3月23日に大気圏に突入し消滅した。[..さらに詳しく見る..]



見かけの重星

地球からみて偶然に同じ方向に見える引力による結びつきがない二つの恒星おおぐま座のミザールとアルコルが有名。



神酒の海

と呼ばれる月の地名の一つ。ネクタリスベイズンの内側のリング構造の中に溶岩がたまって神酒の海になった。神酒の海はベイズンの二重構造が分かる珍しい海である。[..さらに詳しく見る..]



みずがめ座

現代の88星座の一つでトレミー48星座の一つ。黄道12星座の一つでもある。水がめを持つガニメデの姿を現した星座である。星座絵では、この水がめから流れ出した水が、そのままエリダヌス川(エリダヌス座)の水源になっている。。面積は980平方度。
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みずがめ座イータ流星群

おおよそ5月6日前後に出現する流星群。ハレー彗星を母天体とする。[..さらに詳しく見る..]



みずへび座

現代の88星座の一つでヨハン・バイエルが制定した12の星座の一つ。
南半球を航海したケイセルとハウトマンによってもたらされた12星座の中の一つで、航海の途中で発見した生物「水ヘビ」を表現している。面積は243平方度。
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ミッテンゼーハイゲン

接岸レンズの種類の一つ。ハイゲン式よりもみかけ視界が広い。単レンズであるため熱に強く太陽観測向き。



南回帰線

南緯23度26分。この緯度上にある地点は冬至の日の正午に太陽が天頂に来る(太陽の南中高度が90度になる)。これに対し北緯23度26分が北回帰線。北回帰線上にある地点は夏至の日の正午に太陽が天頂に来る(太陽の南中高度が90度になる)。南回帰線よりも南側、および北回帰線よりも北側の地域では年間を通じて太陽が天頂に来るときがない。日本は北回帰線の北側にあるので、夏至の日であっても南中時の太陽は傾いている。



みなみじゅうじ座

現代の88星座の一つでバルチウスが制定した星座の一つ。全天の88星座の中で面積は最小であるが知名度は高い。南十字星とも呼ばれている。面積は68平方度。[..さらに詳しく見る..]



みなみのうお座

現代の88星座の一つでトレミー48星座の一つ。α星のフォーマルハウトは秋の空で唯一の一等星である。面積は245平方度。[..さらに詳しく見る..]



みなみのかんむり座

現代の88星座の一つでトレミー48星座の一つ。ギリシア時代には、冠ではなく月桂樹とみなされていた。他の多くの星座と違って、神話は残されていない。面積は128平方度。[..さらに詳しく見る..]



みなみのさんかく座

現代の88星座の一つでヨハン・バイエルが制定した12の星座の一つ。さんかく座に対して南天にあるため みなみのさんかく座の名が付いた。面積は110平方度。[..さらに詳しく見る..]



ミマス

土星の第1衛星。1789年にウィリアム・ハーシェルによって発見された。ミマスの直径の3分の1の大きさの巨大なクレーターを持つ。このクレーターはハーシェルと命名されている。[..さらに詳しく見る..]



脈動変光星

恒星の表面が周期的に膨張・収縮を反復することによって明るさが変化する変光星を脈動変光星という。[..さらに詳しく見る..]



ミューファイブロケット

ISASが開発・運用してきた3段式の固体燃料ロケットの一つで、M(ミュー)シリーズの最終バージョン。1号機を1997年に打ち上げて以来、合計8機が開発され7機が実際に打ち上げられ、計6機が成功した。2006年の太陽観測衛星ひのでの打ち上げをもって廃止された。[..さらに詳しく見る..]



ミラ

脈動変光星の1つ。くじら座のο(オミクロン)星。最初に発見された変光星



ミランコビッチサイクル

地球の気候の温暖化と寒冷化の原因となっている日射量の周期変動。セルビアの地球物理学者ミランコビッチによって研究された。[..さらに詳しく見る..]



ミランダ

天王星の第5衛星。1948年2月16日にジェラルド・カイパーによって発見された。ミランダは過去に7回ほど破壊され、その都度、破片が集合して衛星になったと考えられている。[..さらに詳しく見る..]



冥王星

太陽系外縁天体の一つ。1930年に太陽系の第9惑星として発見されたが、2006年にケレスとともに準惑星に分類された。直径は2274キロメートルしかなく、一度は惑星の座にありながら、冥王星よりも大きな衛星(月、イオ、ユーロパ、ガニメデ、カリスト、タイタン、トリトン)は7つもある。5つの衛星を持つ。最大の衛星カロンは冥王星の7分の1の質量を持つ。2015年7月にNASAの探査機ニューホライゾンズが接近した。[..さらに詳しく見る..]



冥王星型天体

太陽系外縁天体に属する準惑星冥王星エリス、マケマケ、ハウメアが冥王星型天体に属する。



冥王星族

公転周期が海王星と2:3の関係にある天体(海王星が3公転すると、ちょうど2公転する天体)。プルーティノ族ともいう。カイパーベルト天体の約5分の1が冥王星族に属する。



冥王星の衛星

冥王星は5つの衛星を持つが、その中でカロンが突出して大きい。冥王星に天体が衝突し、そのときに飛び散った破片が合体してカロンとなり、残りの破片で他の衛星が作られたと考えられている。



冥王代

地球誕生から約38億年前まで続く約7億年間。冥王代に地殻と海が作られた。[..さらに詳しく見る..]



メーザー天体

メーザーを放射している天体。分子雲や恒星の大気から放射される場合が多い。[..さらに詳しく見る..]



メシエ天体

フランスの天文学者シャルル・メシエが、彗星とよく似ていて間違いやすい星雲や星団を一覧表にまとめ、「メシエカタログ」として刊行した。
メシエカタログに記載された星雲・星団・銀河をメシエ天体という。
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メソスフェア

地殻とマントルは力学的な挙動から、リソスフェア、アセノスフェア、メソスフェアの三つに分けられる。地下660kmより深くなると地震波の速度が急速に早くなる面がある。この面より下の領域がメソスフェアである。[..さらに詳しく見る..]



メタンハイドレート

メタン分子を水分子が包み込んだ結晶の物質。メタンハイドレートは低温・高圧の状態である海底に多く存在する。メタンを含むために燃焼するが、石油や石炭に比べて二酸化炭素の排出量は約半分であるため、地球温暖化対策としての新エネルギーとして研究されている。[..さらに詳しく見る..]



メッセンジャー

2004年8月に打ち上げられた水星探査機。2011年3月に水星の周回軌道に投入され、1974年縲鰀75年のマリナー10号以来唯一の水星探査機となった。2015年5月に水星表面に意図的に衝突してミッションが完了した。[..さらに詳しく見る..]



メッセンジャーの観測機器

メッセンジャーには、MDIS、GRNS、MAG、MLA等が搭載されている。
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メッセンジャーの推進システム

メッセンジャーの推進システムは、1基のメインエンジンと、16基のスラスター(小型ロケットエンジン)から構成される。
メインエンジンには、バイプロペラント(二元推進剤)を使用する。
スラスターはモノプロペラント(一元推進剤)を使用する。
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メトン周期

19太陽年と235朔望月は、ほぼ等しい等しい期間になる。これをメトン周期という。[..さらに詳しく見る..]



メローペ

プレアデス星団の中の恒星。青白色の巨星。太陽系からの距離は440光年



面積速度一定の法則

ケプラーがまとめた惑星の運行に関する法則の1つ。惑星と太陽とを結ぶ直線が一定時間につくる面積は、常に一定である。ケプラーの第2法則ともいう。[..さらに詳しく見る..]



木星

太陽系の第5惑星。直径は地球の約11倍、体積は約1300倍もある太陽系最大の惑星。地球は主に岩石から構成されるが、木星はガスのかたまりである。[..さらに詳しく見る..]



木星状星雲

うみへび座惑星状星雲。NGC3242。1785年にウイリアム・ハーシェルによって発見された。後に観測したウィリアム・ヘンリー・スミスが、大きさと色が木星に似ていると記録したことから木星状星雲と呼ばれるようになった。



木星の衛星

木星の周囲に合計67個の衛星が確認されている(2015年6月現在)。 特に大きいイオ、カリスト、ガニメデ、エウロパをガリレオ衛星という。
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木星の環

木星の環は、1979年にボイジャー1号の探査によって発見された。環が確認された惑星は、土星、天王星に続き3例目である。



モスクワの海

と呼ばれる月の地名の一つ。月の裏側にあるため地球からは観察できない。1959年、ルナ3号による史上初の月の裏側の撮影で発見され、モスクワの海と命名された。[..さらに詳しく見る..]



モノ湖

カリフォルニア州にある非常に塩分濃度の高い湖。2010年12月、NASAがモノ湖の堆積物中からヒ素を利用する細菌「GFAJ-1」を発見したと発表した。この細菌の発見により地球外生命の捜索の展望が開けた。[..さらに詳しく見る..]



モノポール

NまたはSだけの磁極を持つ磁性体。インフレーションによって生み出されたとする仮説があるが未発見。



モホロビチッチ不連続面

地殻マントルの境界面。地震波は地殻中を秒速6キロメートルで進むが、マントルに入ると秒速約8キロメートルにスピードアップする。スピードがだんだんと連続して変るのではなく、この面を境に突然変化することから「不連続面」と言われている。[..さらに詳しく見る..]







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